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Sside
信頼している貴方に協力してくれって言われたら、せざるを得ないよね。
「もー！分かりましたよ。じゃあ、その代わり、俺にキスして。」
「キ、キスっ！？」
「冗談だよ、じょーだん。」
真に受けられると逆に恥ずかしい。
別にしてもいいんだけどね。
「ある程度、調べたら、連絡するから、ちゃんとスマホ、見ててね！」
「ちゃんと見てるよ。私も出来るだけ頑張るから、キミも頑張ってね。」
頼られると嬉しい。
おーのさんの役に立っていると思うだけで笑みが溢れてしまう。
おーのさんが部屋を去ってから、俺は天井を見上げながら、自分の気持ちに素直になった。
「あーもう！俺、我ながらムカつくくらい、おーのさんの虜になっちゃってんじゃん！」
ホント、罪深い死神だな。
仕方無いから、おーのさんの期待に応えてやるよ。
・
・
・
「櫻井君、横山君が呼んでるんです！」
「オクラ君さぁー。用があるなら、ノックぐらいしてくれないかなぁー？」
ノックもせず、いきなり入られたら、プライベートも何も無いから困るし、オクラ君のこの発言から推測し、要件的に大野班関係ではなく、横山班関係。
おーのさんと思って期待した俺を返せ…そもそも、根本的に俺は横山班の担当じゃない。
「俺はオクラじゃなくて、大倉です。ノックしなかった事は、すみません。俺、横山班担当なんですけど、横山君や村上君が櫻井君を呼べってうるさいんです。」
「俺は忙しーの！横山班担当のオクラ君が頑張ればいいじゃん。」
「大倉です！オが足りません！そうじゃなくて…お願いしますっ！横山班のヘルプに来て下さいっ！」
もっと出来る奴、居ないのか？
人手が足りないなら、分かるけど、ある程度、出来る鑑識官はゴロゴロと居る筈でしょ。
「あれ？その資料、さっき、横山君が取り調べして罪を認めさせた被疑者じゃないですか？」
「おーくら君に関係無いよ。」
「やっと呼んでくれましたね…でも、今更、洗っても仕方無いじゃないですか？そもそも、鑑識官の意見なんて誰も聞いてくれないと思いますよ。」
「そんな鑑識官の意見を聞いてくれる仏が居るから、俺はやる。でも、今回は俺の意見と言うよりはその仏に頼まれてるから、調べてるだけ。」
「仏…班長さんですか？」
「好きに解釈すればいいよ。とにかく、俺に仕事を押し付けないでと言っておいてよ。」
今は、おーのさんで手一杯だよ。
むしろ、おーのさん以外の仕事、やりたく無いんだよ。
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山風無限(プロフ) - ピーチさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！！凄く励みになります！もうすぐ移行するので、そちらでも宜しくお願いします！ (2018年1月8日 21時) (
レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ - 初めてまして！とっても面白いです(*^▽^*)これからも楽しみにしています(^^) (2018年1月8日 21時) (レス) id: 61c51a5765 (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - みぃさん» コメントありがとうございます！色々な問題が残されたまま、ストーリーが展開していますが、後々、触れて回収していきます！個人的にはニノを早く出したいのですが…もう少しお待ち下さい！これからも作品を宜しくお願いします！ (2017年12月23日 15時) (レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - そうなんですね！ 大野くんの過去に何があったのか、翔くんが死神としてどのように活躍するのか、も含めて、楽しみにしてます(*≧∀≦*) (2017年12月23日 13時) (レス) id: 4e40d0702b (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - みぃさん» コメントありがとうございます！その質問は来ると思ってました。ニノは後々、登場させるつもりです。山コンビに深く関わってくるポジションなのでお楽しみにして下さい。これからも作品を宜しくお願いします！ (2017年12月22日 6時) (レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山風無限 | 作成日時：2017年11月19日 14時
