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Mside
「んだよ、絶対、ヤツが犯人だと思っていたのによー！」
朝から、イライラしている様子。
先輩、また、大野さんが何かしたんですかね？
「おはようございます…どうかしたんですか？」
「松本クン、おはよう。彼がイライラしている理由は、昨日、任意同行で取り調べをした人が行方不明なんだ。」
こっちは非常に呑気だ。
大野さんと対比すると面白い。
「これはもしかして、死神だね！まぁ、本人は否認してたらしいけど、証拠はそれなりに揃っていたみたいだし、消えても仕方無いよねー！ね、松潤 ♪ 」
堂々と班長の椅子に座り、陽気にくるくると回っている櫻井さん。
「死神なんか、馬鹿馬鹿しいな。櫻井、そんなの信じてんのかー？」
「別に俺が信じようが信じまいが、アンタには関係無いじゃん。」
反抗的だなぁ、櫻井さん。
時々、見せる冷めた目に俺は少しだけ胸を掴まれた気がした。
「お前は口の利き方を覚えろ。てか、何でここに居るんだよ！鑑識課に戻れ。」
「言われなくても戻りますよー。じゃあねー、松潤。おーのさん。」
今の目は通常運転の目。
陽気でテンションの高い櫻井さんっていう感じ。
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Sside
実際、行方不明なんでしょ？
そんなの死神事件じゃん。
死神が消したとしか言えないし…。
だったら、突き止めてやるよ。
「お邪魔しまーす。」
消された犯人の自宅へこっそりやって来た。
これ、バレたら、反省文、書かされちゃうねー。
「死神が来たけど、見事に何も形跡が残っていないな…ん？」
このボタン…。
『おーのさん、ボタン取れそうだよ。』
『ちゃんと付けた筈なんだけど…うーん、そろそろ、新しいワイシャツを買うべきか…教えてくれてありがとね、櫻井クン。』
おーのさんのボタン…。
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Aside
「今日は事件が無くて…書類の山を片付けていたんですよー。」
「お疲れ様、松本君。はいよ、ハイボール。」
「ありがとうございます。」
「書類の山を片付けるのも大切だし、捜査一課が動かないという事は平和な証拠だよ。やっぱり、平和なのが一番だよー。」
二人共、疲れてそうだね。
大ちゃんに至っては眠たそうで、呂律がいつもよりも褒められたものでは無い。
「大野さん、死神なんて居るんですかね？」
「…さぁ、どうだろうね。居ないかもしれないし、居るかもしれない。警察七不思議の一つだから、分かんないなぁ。」
当の本人の大ちゃんは死神の話題を軽くはぐらかしていた。
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山風無限(プロフ) - ピーチさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！！凄く励みになります！もうすぐ移行するので、そちらでも宜しくお願いします！ (2018年1月8日 21時) (
レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
ピーチ - 初めてまして！とっても面白いです(*^▽^*)これからも楽しみにしています(^^) (2018年1月8日 21時) (レス) id: 61c51a5765 (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - みぃさん» コメントありがとうございます！色々な問題が残されたまま、ストーリーが展開していますが、後々、触れて回収していきます！個人的にはニノを早く出したいのですが…もう少しお待ち下さい！これからも作品を宜しくお願いします！ (2017年12月23日 15時) (レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - そうなんですね！ 大野くんの過去に何があったのか、翔くんが死神としてどのように活躍するのか、も含めて、楽しみにしてます(*≧∀≦*) (2017年12月23日 13時) (レス) id: 4e40d0702b (このIDを非表示/違反報告)
山風無限(プロフ) - みぃさん» コメントありがとうございます！その質問は来ると思ってました。ニノは後々、登場させるつもりです。山コンビに深く関わってくるポジションなのでお楽しみにして下さい。これからも作品を宜しくお願いします！ (2017年12月22日 6時) (レス) id: 486c201f1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山風無限 | 作成日時：2017年11月19日 14時
