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『ん……』
白い天井が視界に広がる
3「あ、起きた?」
その視界に入ってきた骨
3「名前」
『は?』
3「自分の名前、わかる?」
そういうことか
『…AA』
3「じゃあ俺は?」
『…骨』
3「うん、大丈夫そうだな」
いいのか、それで
『先生は?』
3「なんか事務のおばさんに呼ばれていったよ」
『そう、じゃあ戻る』
起き上がってみるものの、まだふらつく
3「っと…まだダメだって」
稜雅さんに抱きとめられる
『すいません、離してください』
3「………ヤダ」
押しつけられると同時に
ふわっと香る匂い
『…骨のくせに香水なんて生意気ですね』
3「…この匂い嫌い?」
『嫌いじゃないです、むしろ好きなくらいです』
黙り込む
『……稜雅さん?』
3「ほんとズルいよね」
『え?』
背中にはシーツの感触
『稜雅さん?え?』
ごめん、そう言ったように聞こえた
シャッ
2「…お取り込み中だった?」
3「えっ!あっ!違っ!」
すぐさま離れる
2「稜雅、そろそろ戻らないと遅れるよ?
あとAはもう少し休んでな。」
『あ、うん』
保健室から去っていく2人
海があのタイミングで来なかったら
稜雅さんは何してたんだろう
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ゆいな(プロフ) - めっちゃ面白いしキュンとしちゃいます…wリョウガさん推しとして言いますね。最高っす! (2018年9月15日 22時) (レス) id: fc179f1fdf (このIDを非表示/違反報告)
小笠原はちこ(プロフ) - とっても面白いです!アンチ(?)なんて気にしないのが1番です!これからも更新楽しみに待ってます!頑張ってください! (2018年8月20日 20時) (レス) id: 886e223ab1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えふくま | 作成日時:2018年8月19日 17時