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不器用.35 ページ35

三途「Aー」
貴「どうしましたか?」

三途「こっちこーい」
そう呼べばパタパタ音を鳴らして寄ってくる

三途「乗って」
貴「え」

ソファーに座ったまま両手を広げると
顔を赤くして固まった

三途「いやか?」
貴「そうじゃなくて…恥ずかしい、から…」

三途「かぁいいなぁ♡」
貴「わわっ…!」

Aの腕を引っ張ると
俺の方に倒れ込んでくる

怖かったのかギューって俺の服にしがみついて
三途「おいおい、積極的だなぁ♡」

貴「ちがっ…!」
マジでなんなんだこの反応

ウブすぎて心配になるわ
そのままAを持ち上げて膝の上に乗せる

軽すぎて乗ってるかわかんねぇ
ちょっと目離したら飛んできそうだ

三途「飯うまかった」
貴「春くんが手伝ってくれたからですよ」

そう言って笑う
……女神か?

三途「褒めるの上手いなぁ♡」
貴「本当のことですよ?」

三途「タメなんだから敬語外せよ♡」
貴「…うんっ」

三途「はぁ…くそかわ…」
やっべぇ心臓もたねぇ

もう時期死ぬんじゃね?
ヤクやってるときより幸せとか…

貴「春くんお風呂入る?沸かしてこようか?」
三途「入るけどもうちょいこのまま…」

Aの肩に顎を乗せて
ギュッとAを抱きしめると

彼女も俺の背中に腕を回してくれる
はぁ……死ねる

貴「春くん私のこと好き?」
三途「好き。愛してる。愛しすぎてる」

貴「ふふ、愛しすぎてる」
俺の言ったことを繰り返してる

何処まで行っても可愛いのおかしいだろ
限度ってものがあるだろ

三途「ドレス、着るならどんな形がいい?」
貴「突然だね。どれがいいかなぁ…」

そう言って悩み始める
好きなドレス着せてやるからな

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咲良(プロフ) - Yさんさん» 何回も読んでいただけていることに感激です……嬉しいコメントありがとうございます! (1月1日 17時) (レス) id: 99406de1b2 (このIDを非表示/違反報告)
Yさん(プロフ) - ホンマにこれって何回読んでも神すぎて好きです♡不朽の名作ってやつ!?好きーっ♡ (12月29日 22時) (レス) @page41 id: e05060289a (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - なるせさん» ありがとうございます!場地さん最後になっちゃいました…他の作品が完結したらすぐ書き始めるのでお待ちください…! (2021年12月17日 0時) (レス) id: 387270c9d7 (このIDを非表示/違反報告)
なるせ - んんんん好きです!!んと場地さんのが見たいです!!順番最初だと嬉しいなあ、、!? (2021年12月16日 22時) (レス) @page37 id: 875c8ad43b (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - おふとんさん» ありがとうございます!勢いがすごい!笑 (2021年12月12日 23時) (レス) id: 387270c9d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:山口咲良 | 作成日時:2021年11月12日 17時

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