【逆ハー】ロマネとストラディバリウスの次は何が壊れるのかって考え始めてる私が怖い〜第四章〜【名探偵コナン】

157本のロマネとストラディバリウス ページ38

店員「お待たせ致しました！」

服部「おっ、来たきた！」


次々に材料が運ばれてくる。
食べ切れるのかと心配になったけど、食べ盛りな男子高校生と大人の男性がいるんだから大丈夫だよね。

どんどん焼いていく彼を見て、さすが本場の関西人だと感心する。
めちゃくちゃ美味しそう…。


雑談しながら(主に服部くんが)作っていると、思ったよりもすぐできた。

味も美味しいのなんのってたまらない。
まず外カリ中ふわってやつ？
上に乗ったお肉はカリッとしてて、でもしっかり焼き上げられた野菜たっぷりの生地はとてもふわふわしている。
卵たっぷりだからかな…ほんとにふわふわしてる。
できたて熱々だから尚のこと美味しい…むりハマる………。

やば私食レポできるんじゃね？？？？



服部「はぁー食った食った。皆んなで食べたからか、いつもより美味いように感じたわ」

諸伏「たまにはこういうのも良いな」

和葉「ほんまやな！ほんで平次、次はどこ行くん？」

服部「まあ慌てんなや。Aはどっか行きたいとことかないんか？」

「え、私？そうだな…」


やっぱり大阪と言えば天下の台所って云うのが一番先にイメージとして来るけど…、やっぱ通天閣とか、ユニバとかなのかな…？
ここの世界にユニバがあるのか分かんないけど()

あ、でも通天閣って映画に出てきてたよね！？！？？
ある意味ロケ地ってやつになるのかな！！？


「通天閣、とか…？」

平次「通天閣ぅ？？また渋いもん選ぶなぁ。てっきりテーマパーク選ぶかと思ったけど」

「え、あんの？」

平次「それはそれはでっかいテーマパークがあるで。でも昼から行くには勿体ないな…時間が足りひんわ」

「へぇ…ちょっと気になるけどまた今度にしよかな」

平次「ほんなら俺のオススメのとこ連れてったるわ」


着いてきてや！と元気よく駆け出した服部に、残された三人で顔を見合わせてついて行く。

『いや通天閣ちゃうんかい』と心が通じ合った瞬間だった。



〜



もうすっかり日は暮れてしまった。
まあ今冬だし暗くなるのが早いのは分かるけど！と不満に思いつつ時計を見ると、時間も8時だったので仕方ない。



服部「あああもうこんな時間やん…」

和葉「まだ一緒に遊びたいぃぃ！」

「ああああああ私もだよ！！！！」

諸伏「今生の別れじゃあるまいし」


ホテルまで送ってくれたんだけど、さっきからずっとこの調子である。

158本のロマネとストラディバリウス→←156本のロマネとストラディバリウス

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す