【逆ハー】ロマネとストラディバリウスの次は何が壊れるのかって考え始めてる私が怖い〜第四章〜【名探偵コナン】

【番外編】June Bride〜諸伏景光(前)〜 ページ26

※このお話は、ジューンブライド…『結婚』がテーマのお話です。作者の妄想などがたっぷり詰まっております。
番外編故キャラを代表して諸伏さんを選択させていただきましたが、もしリクエストがありましたら他のキャラも書かせていただきます。
その場合、『キャラ名と、結婚(前/後)、付き合ってい(る/ない)』をお書き下さい。よろしくお願いしますm(_ _)m



【諸伏景光(結婚前、付き合ってる)】


「え、もう6月！？早いな。ついこの間紅白見た気がするのに…」

諸伏「確かに、俺も毎年6月になると一年は早いなって思うな」

「それ。あー、今年もあと半分かー」


ぼーっとスマホを見ていてふと気付いたら、もう6月と表示されていた事に驚いた。
慌てて店と家のカレンダーを捲り、予定などを書き込んでいく。

大きめの独り言が聞こえたのか、ソファに座って雑誌を読んでいたひろが返事を返してくれた。
確かに、6月って半分なんだよね。
そう考えると、一年って経つの本当に早いなぁ…


「…よし、記入終わり。…ひろ、何の雑誌見てるの？」


何やらさっきから真剣に雑誌を見ているひろが気になり、ちょっと迷ったけど声を掛けることにした。


諸伏「あぁ、…これを見てたんだ。ジューンブライドってやつをな」

「エッ、気早くない？」

諸伏「？俺はこれを見てたって言っただけだが…そうか、そう考えてくれるんだな」

「！！！ちょ、待って普通そうじゃない！？私達、つ、つつつ付き合ってるんだし…！！」


そう言い訳してもやはりひろは動じなくて。
いじわるな、でもどこか嬉しそうな目で此方を見る彼が何故かたまらなく愛おしく感じられて、いつもならしないはずなのに、自分から抱き締めにいってしまった。

…皆んな素直になってしまうのか…！？
ジューンブライド恐るべしだな！！？！？？


まあでも、偶には素直に気持ちを口に出すのも良いかもしれない、なんて。


「…でも、いつかは、その…できたら、なんて思ってたりしなくもない、かも……です…」

諸伏「！！…はぁぁ、つくづく可愛い奴だな…！」

「うっわちょっ、暑苦しいって！！」


ひろが嬉しそうな顔で、私の倍はある強さで抱き締め返してきた。
まあ、嬉しいんですけど？


諸伏「そうだな、気が早いかもしれないけど…、その時になったらまたプロポーズさせてくれ」

「…はい、待ってますね」


いつかその時に、また。

割と歳が離れているかもしれないけど、愛ってそんなの関係ないよね、なんてね。

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