【逆ハー】ロマネとストラディバリウスの次は何が壊れるのかって考え始めてる私が怖い〜第四章〜【名探偵コナン】

144本のロマネとストラディバリウス ページ18

「…ふぅ」


降谷さんが帰ったその後もお店は順調に回って一安心する。

時間は丁度閉店の刻で、最後のお客様を見送った後だ。


諸伏「…店、閉めるの手伝おうか？」

「え？いや、大丈夫ですよ。これといってやる事も無いし、ひろは休んでてください」

諸伏「そうは言ってもな…俺はいつも家にいてばかりだし、暇で暇で…」


いや待てそりゃそうだな。
死んだ事になっているとは言え、いつも家の中にいるんじゃ流石に何か違う事しないと飽きるよな。
一応別室をトレーニングルームにしたから身体はそこまで鈍ってなさそうだけど…

なんか、ずっと家にいろとか言える立場じゃないのに、ペットみたいな事をさせてるなんて…申し訳なさ過ぎて消えたい()


「…確かに筋トレはしてるとは言え、家の中じゃ詰まらないですよね。…よし、ならば今度お出かけの機会を設けましょう！」

諸伏「！外に出ても良いのか…？」

「え、なんか何処かの籠の鳥みたいな…()見付からないようにすれば多分大丈夫だと思います。まあ、その内降谷さんには話すので、見られても問題は少ない方かと」

諸伏「なら、買い物に行こう」

「良いですねぇ！折角の機会だから、ぱーっと買いまくりましょうか！」


わーい！ひろとお買い物行く約束しちゃったぜ！！！
組織に潜入してた事もあって忙しかっただろうし、どうせならひろの行きたい所に沢山行こう！

うわ、めっちゃ楽しみどうしよう…


諸伏「その前に、まずはクリスマスだな」

「確かに。あ、どうせならクリスマスにお出かけします？」

諸伏「えっっっ、…ん、Aが良いならぜひ…！」


目をキラキラさせて此方を向くひろを見て、ふと思い出した。

こ の 人 私 の 事 好 き じゃ ん((((((((((


「あ…ごめんなさい、まるで、気持ちを弄んでるようで…」

諸伏「？…気にするな。俺はお前と出かけられる事自体が嬉しいんだからな」

「ひ、ひろ…」


ああああああああなんでこの人私みたいな奴の事好きになったのぉぉぉおおお惚れるじゃんやめて下さい！！！！！！

それに何その微笑み美しいです可愛いですやめて下さいただのイケメンだから！！！！


諸伏「そのまま好きになってくれたら、一石二鳥だしな」

「ん゛ん゛ん゛ん゛トドメにウィンクは罪深い…」


ひろのイケメンさに悶えていると、ケータイがバイブ音で通知を知らせてくれた。

確認すると、服部くんから大阪に来ないかとの遊びのお誘いだった。

めっちゃ久しぶりだな()

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