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『志麻先輩…！』
「……懲りへんなお前」
『ごめんなさい…でも、あの、私本当に先輩のことが好きで…』
好きで、大好きで…
でも、先輩から見た私はただのストーカーで、迷惑な存在。
この気持ちをどうすることが正解なのか分からない。
『ごめんなさい…』
今日もまたいつもと同じ、冷たい表情。
助けてくれたあのときの優しい微笑みとは真逆なのに、私は今もずっと胸が苦しくて。
「ほら、まーしぃ黙ってないでさ」
「………」
頭をぽりぽりと掻いて、目を泳がせる志麻先輩の表情からは、少し焦りのようなものが感じられた。
『…？』
「まーしぃがね、Aちゃんに言いたいことがあるんだって」
『言いたいこと…？』
しかし、志麻先輩は一向に口を開く気配がなく、あまりに長すぎる沈黙に、うらた先輩が志麻先輩を肘でつっつく。
「…お前さ」
『はいっ…』
「俺のこと、なんでそんな好きなん？」
『……一目惚れって言うとそんな単純な動機かって思われるかもしれないんですけど、自分でも知らないうちに先輩のこと目で追ってて、そのときに見た先輩の知らない表情とか声とかが＿＿』
はっ、と気付いたときにはもう手遅れで、私はまた我を忘れて先輩についてベラベラと話し出していた。
「……で？」
『えっと…だから…志麻先輩を見てるだけで、胸が締め付けられて…』
「だからなんなん？」
『え？なにって…』
志麻先輩が私に何を言わせようとしているのか分からない。
もう私の気持ちはとっくに伝わってるはず。
だとしたら、
『……迷惑、ですよね』
「あ？」
『私みたいなストーカーが、好きになってごめんなさい』
「急になに言うてんねん」
『もう、今日で最後にします』
放課後、どんなに冷たくされても志麻先輩に会えると思うだけで毎日頑張れた。
だけどそれは、ただの自己満足。
私は志麻先輩の気持ちなんて考えていなかった。
最後、先輩が私を見下す目は、
"もう俺の前から消えてくれ"
そう、言っているように見えた。
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松野かほ(プロフ) - センラ先生好きだけど…坂田くん…うぅ……頑張って坂田くん… (2020年8月11日 17時) (
レス) id: 845a75d25b (このIDを非表示/違反報告)
ゆうは - まーかーさん» コメントありがとうございます！センラさんの大人な感じ好きなんです…！ (2020年8月10日 17時) (レス) id: 5abfe30b19 (このIDを非表示/違反報告)
まーかー(プロフ) - センラ先生がめっちゃ格好いいです...！ (2020年8月9日 20時) (レス) id: f217387575 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうは - かんあさん» そう言っていただけてとても嬉しいです！ありがとうございます頑張りますー！ (2020年8月8日 22時) (レス) id: efd2920303 (このIDを非表示/違反報告)
かんあ - 志麻さんのストーカーの話めちゃめちゃ好きです！これからも頑張ってください！ (2020年8月7日 14時) (レス) id: fba64eca5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうは | 作成日時：2020年7月19日 21時
