不器用32 ページ32
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夕日が優しく差し込んで
菊池くんの髪を照らす。
それがあまりにも綺麗に見えて
そっと触れてみた。
茶色く染められた髪は
思ったよりも柔らかくて。
「ふわふわ、」
独り言を呟いた瞬間。
ふふ、と微かに笑う声が聞こえて
菊池くんを見れば、口元が緩んでる。
「……起きてる？」
「寝てる」
すぐに返ってきた言葉に
ゆっくりと状況を理解して。
「いつから？」
「……最初から」
自分の声が震えてる。
それに気付いた菊池くんが
楽しそうに笑って目を開けた。
「びっくりした？」
「し、したよ」
よっしゃ、って小さくガッツポーズをした
菊池くんは小さい子のように嬉しそう。
「……もう、来てくれないかと思った」
そんな楽しそうな表情から
菊池くんがあまりにも寂しそうに笑うから
いてもたってもいられなくなって。
「うわっ、」
菊池くんを、抱きしめた。
用意してた言葉を伝えるよりも先に
体は動いて。
ドキドキと鳴る鼓動に気付かれないように
強く強く、抱きしめた。
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gOOLhpUlyvd7doI(プロフ) - 本当にずっとキュンキュンしてました！！すごい不器用さも出ながらも、風磨のいいところなど普通に出てて、女の子もとっても可愛らしくて、想像したらニヤケが止まりませんでした！本当に素敵な作品ありがとうございましま！ (2019年4月29日 11時) (
レス) id: 802f67288b (このIDを非表示/違反報告)
☆ - おまけ ページ39の【不思議そうに私の顔を覗き混んで】→覗き込んで だと思います。 (2017年9月24日 12時) (レス) id: 1a0acc03b3 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - ゆきさん» はじめまして！ 大好きだなんて……！本当に嬉しいです！ かわいく描けていて良かったです！ またいい案が浮かんだら描かせて頂きます！ 本当にありがとうございました！ (2017年2月5日 15時) (レス) id: 587746fe13 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - 結莉花さん» ありがとうございます！ おまけどうだっただろうと気になっていたので、そう言って頂けて良かったです！ 他の作品も精一杯頑張ります！ (2017年2月5日 15時) (レス) id: 587746fe13 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - はじめまして、一気に読んでしまいました！不器用な風磨くんがとってもかわいくて、このお話がだいすきになりました（ ; ; ）また風磨くんのお話を書いていただけたら嬉しいです|ω・`) (2017年2月4日 23時) (レス) id: 3686693a89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nana
| 作成日時：2016年10月15日 18時
