○-END- ページ7
「Aー俺は平気だからさー」
「私が平気じゃないのっ！」
突然何があったかと言うと
あの後しばらくナムといろんなお店見てのんびりしてたんだけど
サークルの集まりをすっかり忘れてた私は、ホソクから電話で呼ばれナムと大学へ逆戻り
せっかくナムが誘ってくれたデートを自分で台無しにしてしまった不甲斐なさで、テンション激落ちしている私です
ナムは平気だって言ってくれるけど……
家に帰った時窓から見えた外が暗くて
ああ、こんなにナムの事待たせちゃったんだって
「はぁ……A」
ナムのため息に思わずビクッとした
どうしよう…ナム……怒ったよね……
でも怖くて顔あげられない……
「俺やだな…Aの笑顔見れないの」
「え…」
そっと私の頬に触れたナムの手は暖かかった
私が思わず顔を上げると
ナムはホッとしたようにえくぼを浮かべた
「やっと目合わせてくれた」
「っ…………」
勝手に涙が出てくる
ポロポロ
「ほらおいでA笑」
「ううっ……ナムごめんんん……」
私が飛び込むとナムは大きな体で包んでくれた
暖かくて安心して嬉しくて
ますます涙が溢れてくる
「泣き虫な姫だな笑」
「っるさい……姫じゃないもんっ…」
「俺にとってAは姫だけど？笑」
「違うもん……」
"よしよし"って言いながら背中をさすってくれるナム
子供じゃないもんって思ったけど
心地よかったから、いいかな？なんて思ってたり
「ぐすっ……デートっ…………」
「んー？」
「デートまたちゃんと行こうね…？」
「そうだなっ(^^)」
そう笑ったナムは私をぎゅっと抱きしめた
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作者名：たんぷん | 作成日時：2017年6月4日 17時
