146話 ページ7
「迷宮攻略？」
シンドバッドから突如呼び出され、言われたのは私達5人で迷宮攻略に行けという内容だった。
どうやら白龍もいるらしい。
「そう、ずっと攻略する人手を探していたんだ。ぜひ、行ってきてほしい！」
「行ってきてほしいって……その迷宮はどこに？」
アリババがシンドバッドに問いかける。
「その迷宮は、シンドリアよりさらに南の極小の孤島に……近年、人知れず出現していた、誰も知らない南海の秘宮────第61迷宮、ザガンだ！！」
「ザガン？」
あ……、覚えてるぞ……アルマトランにいた、妙にアモンと仲が悪かったやつだ。
「その迷宮は、南海に位置するゆえに、今のところ他国に発見されていない……『例の組織』の勢力に攻略されて、『金属器』の力を取られてしまうのを避けたい。だから、ぜひやってほしい」
こくりと、私は頷いた。
「俺も行く、と言いたいところだが、それが不可能でな。」
「え？何で？」
「俺や『八人将』たちが『迷宮の聖門』を通ろうとすると、すり抜けるだけで何も起きん。『迷宮』の中に入れんのだ」
「『迷宮』の中に入れない？」
「俺が七人目のジンと契約した時点でこうなった……誰のどんな意図で『迷宮』がそんな仕組みになっているのかは分からんがな……」
「分かりました。それなら俺達がやってみます！」
アリババがそう宣言して、その話は終わった。
皆がぞろぞろと部屋から出ていくので、私も行こうと思うと、シンドバッドに腕を掴まれる。
シンドバッドに向けて首を傾げると、シンドバッドは妙に深刻そうな顔をして言う。
「アリババ君たちに何かあったら、その時はAが助けてやってくれよ」
そんな彼に私はデコピンをする。
「あんまり、あの子たちを舐めないでよね」
私の仲間は、充分強いんだから。
そう言うと、シンドバッドはフッと笑う。
「そうだな、すまん」
その言葉を聞いて、私は部屋から出た。
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中学生なのに暇人 - 織叶さん» コメントありがとうございます（ ; ; ）応援、とても嬉しいです。続きを待っていてくれて本当にありがとうございます！更新、頑張りたいと思います！ (2019年10月21日 2時) (
レス) id: 5432413cdc (このIDを非表示/違反報告)
織叶(プロフ) - 更新おつかれさまです！続きを読むことができてほんとうにうれしいです！！ジャーファルとシンドバッドの会話が素敵だなって思いました…！これからも応援しています！ (2019年8月30日 19時) (レス) id: da72fed0d7 (このIDを非表示/違反報告)
りほこ(プロフ) - 続きが見たいですー！！！！！更新頑張ってください！！！！！！！！！ (2019年1月31日 18時) (レス) id: e6d24bafa3 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 更新楽しみにしてます^^* ゆっくりでもいいので、更新頑張って下さい！ (2018年10月22日 3時) (レス) id: cfa47c9152 (このIDを非表示/違反報告)
ネギマ(プロフ) - 更新待ってます。 (2018年9月28日 2時) (レス) id: 97ed89bb2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：中学生なのに暇人 | 作成日時：2014年8月7日 22時
