３３話 ページ34
翌日、夜
ツ「みもりん？？」
美「…っ！！」
ツ「待って、みもりん！！」
ツバメは走っていった美森を追いかけた。
ツ「みもりん、待って！それ、油森くんに…」
美「関係ない！」
ツ「でも…」
美「違うって言ってんでしょ！」
ツ「…みもりんの中学のときの友達に会ったよ。」
美「…」
ツ「なんであんなこと…。」
美「…あそこまでやるなんて思ってなかった。ちょっと驚かせて言っただけなのに。
なんでよ！？なんであんな…あんたのせいだよ！」
ツ「…」
美「そうだよ。あんたが１人で頑張っちゃってるから。何１人で頑張ってんの！？
ぼっちになってもやり続けておかしいよ！ほんとは１人が怖いんでしょ！？」
ツ「うん。怖いよ。」
美「だったらさっさと諦めて…」
ツ「でも私、決めたから。嫌われても覚悟を持ってやりたいこと続けるって。」
美「おかしい。何？？覚悟って。そんな無理して何が楽しいの？？」
ツ「じゃあみもりんは今が楽しいの？？あの学校が楽しいの？？」
美「楽しいに決まってんじゃん。皆と一緒に喋ってお茶してパ‐ティ‐やって。
とんでもなく楽しいよ。こんな最高の毎日ないじゃん。」
ツ「人をバカにしてるときやはぶったりしてるときも？？」
美「そうだよ。だってそいつが笑えるから。」
ツ「そっか。そうだよね。少しだけわかる気がする。私も中学のときそうだったから。
皆の前で言ったよね？？自分がはぶられるのが怖くていじめる側に回ったって。
一人弁うけるって。人に嫌なことしてるときってなんか笑っちゃってるんだよね。
おかしいことなんて何もないのに笑うことで安心してたのかな？？大丈夫、私は正しい。
皆が笑いかけてくれるしって。」
美「あんたと一緒にしないでよ。私はおかしいから笑ってるの。楽しいから笑ってるの。
勘違いしないで。マルシェの準備は明日が最後。もう絶対間に合わないし特サから外れて
学校にいられなくなる。そしたらもっと笑ってあげる。せいぜい頑張ってね。」
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作者名：嵐Love | 作成日時：2016年12月8日 14時
