貴方のお姫様になるまで... (ページ17)

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「男はね、女の子が髪の毛を耳にかける仕草に
ちょ〜弱いんだよ」

『 ......っ、こう...ですか？』

なにこれ、胸がドキドキしてうるさい。
それにオッパ、近いよ。

律儀に真似をしてる私も私だ...。

「うん...。めっちゃ可愛いね、Aちゃん。
あとね〜...あ、上目遣い！」

『 ...上目遣い？』

"うん、そうだよ" って笑いながら
私の頭を撫でる。

その仕草にもきゅんとしていると、
オッパは突然私の手を引いて立ち上がった。

「 Aちゃんの好きな人は背が高い人？」

『あ、えっと... 』

テヒョンオッパの頭の先まで見上げてみると
改めてその背の高さを実感する。

『すっごく高い人...です』

「ん〜そっか」

何だか、本人を目の前に
こんなこと言うのって、凄く恥ずかしい。

「 ...俺を見る時にね、
Aちゃんはいっつも上目遣いになってるんだよ。
だから、上目遣いはクリアでしょ〜？それから... 」

『 ....私って、上目遣い...してるんですか？』

オッパを見つめながらそう聞いてみる。

そんな私にオッパは口を四角にして笑って
"めっちゃ可愛い" ってまた。

『 ....可愛い、ばっかり』

「 ...え？」

『可愛いだけじゃダメなんですっ！
もっとセクシーで大人な女の人になりたいの！』

何言ってるんだ、私は。
...ジョングクオッパ、何処にいるのよ。

頭の中がぐるぐるして
恥ずかしさで沸騰しそう。

「 Aちゃん」

テヒョンオッパに名前を呼ばれて
俯いた顔をあげる。

そしてオッパは

「 ...ほんと可愛いね」

『 .....んっ』

そう言い、私にキスを落としたのだ。

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