検索窓
今日:1 hit、昨日:9 hit、合計:235,866 hit

3 ページ8

高「ジェシー怖いよ。」

ジ「たぶん大丈夫だから、うん。」

外を出た高地と電話を繋げて俺はベランダに腰を下ろす。

ジ「今どう?」

高「今は別に。」

ジ「そう。じゃあこれは?」

ひょこっと顔を出して高地を見つめる。

高「、、、ジェス、、戻って良い?」

ジ「どうしたの?」

高「居る、、、。」

なぁー!!!うっそでしょ!!

ジ「こち、、上見て、、、。」

クルッと振り向いて俺と目が合った。

高「え、、もしかして、、、。」

気まずい空気がこの階までモクモクモヤモヤと昇って俺を包んだ。

ショックのあまりに通話を切ると下から高地の叫びが聞こえた。

ぐったりと部屋に戻って隅に踞る。

ジ「はぁ、、、ストーカーかよ。」

楽しく見送ってたのにさ。

すぐに高地がゼエゼエと戻ってきて俺の前にしゃがむ。

高「まさかジェシーだと思わないじゃん!ごめん!」

ジ「俺はストーカーじゃない。」

高「わかってるよ!?見送ってくれてたんだよな?な?」

ジ「はぁ、、、。」

高「本当にごめん!!」

土下座する勢いで謝られてかろうじて許してあげる。

高「ジェシーごめんな?」

ジ「もう大丈夫だから。」

それでも心配だったのか高地が俺ファーストに必死に機嫌をとってくれたから、その日の終わり頃にはいつもの俺に戻っていた。

4→←2



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (366 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
620人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:久遠さん | 作成日時:2021年1月28日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。