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高「ジェシー怖いよ。」
ジ「たぶん大丈夫だから、うん。」
外を出た高地と電話を繋げて俺はベランダに腰を下ろす。
ジ「今どう?」
高「今は別に。」
ジ「そう。じゃあこれは?」
ひょこっと顔を出して高地を見つめる。
高「、、、ジェス、、戻って良い?」
ジ「どうしたの?」
高「居る、、、。」
なぁー!!!うっそでしょ!!
ジ「こち、、上見て、、、。」
クルッと振り向いて俺と目が合った。
高「え、、もしかして、、、。」
気まずい空気がこの階までモクモクモヤモヤと昇って俺を包んだ。
ショックのあまりに通話を切ると下から高地の叫びが聞こえた。
ぐったりと部屋に戻って隅に踞る。
ジ「はぁ、、、ストーカーかよ。」
楽しく見送ってたのにさ。
すぐに高地がゼエゼエと戻ってきて俺の前にしゃがむ。
高「まさかジェシーだと思わないじゃん!ごめん!」
ジ「俺はストーカーじゃない。」
高「わかってるよ!?見送ってくれてたんだよな?な?」
ジ「はぁ、、、。」
高「本当にごめん!!」
土下座する勢いで謝られてかろうじて許してあげる。
高「ジェシーごめんな?」
ジ「もう大丈夫だから。」
それでも心配だったのか高地が俺ファーストに必死に機嫌をとってくれたから、その日の終わり頃にはいつもの俺に戻っていた。
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作者名:久遠さん | 作成日時:2021年1月28日 0時