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撮影後、SixTONESの楽屋でダラダラしているとスタッフさんに高地が呼び出された。

樹「あいつ何かやらかした?」

北「そういうんじゃないでしょ。」

大「何か返し忘れたんじゃない?」

慎「何か?」

大「知らんけど。」

ジ「大したことないでしょ。」

特に気にしてなかったんだけど、みんなが帰る時になっても戻ってこない。

北「置いていく感じになっちゃうな。」

樹「一応連絡いれとく?」

ジ「いいよ、俺待っとく。このあと休みだし。」

一緒に帰れるし。

みんなはいいの?って言ってたけど、大丈夫!って言い張ったら帰っていった。たぶん俺のことだからってのもあったと思う。

それでも高地が戻ってこないからスタジオの方に戻っていくと、人がほとんど残っていなかった。

ジ「あれ?」

どこを探しても見当たらなくて、帰ったんじゃないかって不安になる。荷物あったからそんなことはないんだけど。

しばらく探していると、女性の泣き声がうっすら聞こえてきた。

それはそれで心配になって声がする部屋を覗くと、

高「そんなに泣かれても無理なんですって。」

面倒臭さが隠しきれてない高地が一緒にいた。

「1回だけでも良いんです。」

高「だから、嫌いなんだよ。本当に、無理だから。」

部屋を出ようと振り返った高地とバチッと目があってしまった。

3→←なんでもない俺ら



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作者名:久遠さん | 作成日時:2021年1月28日 0時

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