2 ページ11
撮影後、SixTONESの楽屋でダラダラしているとスタッフさんに高地が呼び出された。
樹「あいつ何かやらかした?」
北「そういうんじゃないでしょ。」
大「何か返し忘れたんじゃない?」
慎「何か?」
大「知らんけど。」
ジ「大したことないでしょ。」
特に気にしてなかったんだけど、みんなが帰る時になっても戻ってこない。
北「置いていく感じになっちゃうな。」
樹「一応連絡いれとく?」
ジ「いいよ、俺待っとく。このあと休みだし。」
一緒に帰れるし。
みんなはいいの?って言ってたけど、大丈夫!って言い張ったら帰っていった。たぶん俺のことだからってのもあったと思う。
それでも高地が戻ってこないからスタジオの方に戻っていくと、人がほとんど残っていなかった。
ジ「あれ?」
どこを探しても見当たらなくて、帰ったんじゃないかって不安になる。荷物あったからそんなことはないんだけど。
しばらく探していると、女性の泣き声がうっすら聞こえてきた。
それはそれで心配になって声がする部屋を覗くと、
高「そんなに泣かれても無理なんですって。」
面倒臭さが隠しきれてない高地が一緒にいた。
「1回だけでも良いんです。」
高「だから、嫌いなんだよ。本当に、無理だから。」
部屋を出ようと振り返った高地とバチッと目があってしまった。
619人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:久遠さん | 作成日時:2021年1月28日 0時