大きいままでもうるさい！ (ページ4)

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高地

高「俺が拭くから良いよ。」

ジ「もう終わるから大丈夫。」

俺が新しいズボンを穿いている間にジェシーは味噌汁の掃除をしていた。

チラッと俺の足首を見て、それ。と指差してくる。

高「あぁ、傷？」

ジ「あの時の？」

確か、北斗の本を汚して良いなりになってた時に樹達が割った皿の破片が足に刺さったのだ。

大丈夫だから。と言って自分で引き抜いたら血が止まらなくて、ジェシーが半泣きでタオルで止血してくれた。

高「そう。痕になっちゃった。」

ジ「痕くらいで良かったよ。俺高地死ぬと思ったもん。」

高「死ぬわけ無いじゃん笑。」

一緒に床を掃除して、夕飯。今日あった仕事の話や俺の休日について笑いあっていた。

高「あ、明日早いから寝なきゃ！」

ジ「そうなの？」

高「地方にロケなのよ。」

ごちそうさま。と手を合わせてキッチンに皿を運ぶ。ジェシーが洗い物をしてくれるらしく、俺はお言葉に甘えることにした。

ジ「何時起き？」

高「朝５時。アラーム鳴らすけどうるさかったらごめん。」

ジ「別に良いよ。おやすみ。」

高「うん、おやすみ。」