大きいままでもうるさい！ (ページ22)

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ろくに歩けない高地をおんぶして帰って、仕方なく俺のベッドで寝かせる。

きっと風呂も入らず自分ので寝かせたら嫌がるだろうしね。

ジ「はぁ、、、。」

何やってるんだか。

ちょっとだけ、高地に嘘をついた。

わざとなんだ。飲みに行ってたの。

まさか寂しいってやけ酒すると思わなかったけど、自分の気持ちを確かめたかったというか、、、。

スヤスヤ眠る高地に出てくる感情がこんなに苦しくて熱いなんておかしいじゃん。

離れたら落ち着くと思ったけど、全然そんなことなかった。

現実から目を背けるように部屋を出て洗面所で顔を洗う。まだ熱い。

ジ「マジかよ、、。」

これからどうしよう。

俺から続けたいって言ったのにやめようって言えないな。いや、出来ればやめたくない。

離れたくないし、側にいてほしい。

うーん。俺以外の誰の側にも居てほしくない。が正しいかな。他の人に取られたくないだけ。

あーどうしよう。どうしよう。

大事な事は高地に相談してきたのに、今さら他の誰を頼れば良い？

俺１人じゃ答えを出せる気がしない。

責めるってのもアリだったりしないかな。

ジ「するわけねーじゃん。」

はぁ、、、。

高「んぅ、離せよ！」

ジ「嫌だ！ごめん、高地。ごめんね。」

あの時高地を抱き締めたのは大失敗だ。