小さくなってもうるさい！６ (ページ40)

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部屋に突入すると背中を伸ばしてあくびをかましていた大我。久しぶりー。とポヤポヤしている大我に詰め寄った。

ジ「どんな感じ！？」

高「お前子供に戻るかわかるよな！？」

大「うーん。これは、、、」

目を固く閉じて眉間にシワを寄せる。何を集中してるかわからないけど、ふぅー。と息を吐いてバチッと目を開けた。

高「どっち！？」

大「、、、戻んないね。これ。」

明るく言われた言葉が頭の中で何回も繰り返される。

え、戻んないの？

あの可愛い大我はあっさり消えた？

ジ「マジ、、、か。」

高「、、、あっそ。」

隣の高地も俺と同じようにうなだれる。

大「そんな残念な感じ出されるの？」

高「別に！戻ってくれて嬉しいよ？」

ジ「うん！グループとしても曲出せたりライブ出来たり！」

うわぁ、なんだこの喪失感。

こんなあっさりなら教えておいてよ。仮にも父親なんだけど。

高「お前、、体は大丈夫なの？」

大「んまぁ、、大丈夫。」

高「そう、、、でも何かあったら嫌だからおねんねしときな。」

大「おねんねって笑。」

落ち込んだ高地がのっそり部屋を出ていく。俺は寝ている慎太郎を抱き上げた。

大「俺悪いことした？」

ジ「別に、、、。」

結局、次の日の午前中にはみんな大人に戻って、俺はパパを卒業した。