小さくなってもうるさい！６ (ページ20)

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北「は、、はぁ！？ち、違うわ！」

慎「いーや！俺の京本感出した！」
　
樹「出してないならきょも返して！」

いーとも！返してやるよ！

そう思って振り返ると、手を合わせて首を必死に横に振る京本がいた。

大「北斗のところにいたい。」

小さな声でそう言われて、前に向き直る。

北「あー俺の京本だから出てけー！！」

ーーーーーー

布団を頭までかぶって自分の行いを全身で後悔する。

部屋の外ではジェシーとこーちが何か言い合ってるのときょもは北斗の！っていうあいつらの声がして、俺はもうここから出られない。

大「北斗ありがとね？ごめんね？」

しまいにこの部屋はベッドがくっついていて京本と嫌でも隣で寝る羽目になる。

案件案件うるさいなぁ。と事あるごとに思っていたけどこれは完全に案件だ。

大「ふたりとも喧嘩の事なんて忘れてるだろうし、俺あっち戻ってくるから。そんなに嫌がらないでよ。」

落ち込んだ京本の声が聞こえてくる。

北「別に、、、。」

京本が嫌な訳じゃない。それは絶対。俺がシャイボーイなだけで京本は悪くない。

そう言えたら良いのだけど、、、。

返事のない京本が心配になってひっそりと外を覗く。

北「あっ、、、。」

とっくに部屋を出ていっていた。