小さくなってもうるさい！６ (ページ12)

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高「嫌だよ！」

ジ「なーんでだよ！つけろよー！」

ボサボサな白髪髭が口の中に入りそうになりながらトナカイのカチューシャを片手に追いかけてくるジェシー。

フードにツノがついてるのに、ジェシーは俺の頭から直接生やしたいらしい。そのこだわりの意味がわからない！

大人が本気で追いかけっこをしていると慎太郎が袋をぶら下げて俺のとこに助けを求めてくる。

今それどころじゃないんだけど。

高「どうした？」

慎「このツリーのやつ、女の子の混ざってる。」

高「嘘、あれ？」

袋を確認するとズボンとセットアップになってるのが３着、ワンピースになってるのが１着入っていた。

誰かが適当に戻したやつもまとめて取ってしまったらしい。

うわー、やっちゃったなぁ。

と思っている間にカチューシャはしっかりつけられた。

高「買いにいかなきゃかな。あいつらなんだって？」

慎「今ジャンケンしてる。でも入らなかったら嫌だから。」

高「慎太郎は勝ったんだ。」

慎「俺着ても良かったんだけどね！」

へ、へぇ、、、。

そう話していると子供たちの爆笑が聞こえてきた。

慎「俺行ってくる！」

高「誰になったか教えて。」

袋を両手に抱えて戻っていった慎太郎が笑い声をあげながら叫ぶ。

慎「北斗だってー！！！」

北斗、、、笑。