小さくなってもうるさい！６ (ページ11)

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Merry Christmas ページ11

高地

シャンシャンと街中ではベルの音が響き、枯れた木も鮮やかな青に輝く。

吐く息は白く色づき、ショップも赤や緑に飾られている。

寒さで悴んだ手をポケットに突っ込みながら、隣で鼻唄を歌う男を見た。

高「あいつら大人だよ？騙されると思ってんの？」

ジ「でもあいつらサンタさん来るかな！？って楽しみにしてたから。」

高「いや、そうかな、、、。」

樹「う、うわー、サンタさん来るのー？」

大「やっぱりいるんだー！」

北「出来れば現金がいいかなー？」

サンタを親だとわかっていても楽しみにしちゃう感じが慎太郎にはあって可愛らしかったけど、年上３人は完全にたかりだった。

どこの子供がプレゼントは現金が良いんだよ。

慎太郎以外全員現金って書いてツリーに飾りやがって。

ジ「どっちでも良いじゃん！クリスマス楽しもうよ！たくさん買ったんだし！」

高「俺たちの方が気合い入ってるじゃん。」

自分の手首にぶら下がった袋の中にはサンタとトナカイの衣装。それとクリスマスツリーの衣装４着。

ジェシーの手にはケーキと大きなチキンがぶら下がっている。

ジ「良いから！プレゼント買いに行こ！俺のトナカイさん！」

高「あーはいはい。」