小さくなってもうるさい！６ (ページ8)

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ジ「あ"っ、、、！」

「はい、おしまいでーす。」

注射を見ないように顔を背けた上に目まで瞑って乗り越えたジェシーに痛かった？と不安げに問いかける子どもたち。

勢いよく痛いと言いそうになったジェシーの口を塞いで圧力をかける。

ジ「いや、本当に刺さってる？ってくらい優しい。」

ふぅと胸を撫で下ろしている子どもたちに俺もとりあえず一息。

次は誰が行こう。

泣かない子は、、、

高「じゃあ次大我。」

大「はぁい。」

完全に騙されているからすんなりと椅子に飛び乗る。

「はい、チクッとしますよー。」

針が刺さる。

おっ、、、。フンと鼻から息を吐いて澄ました顔。

子ライオンみたいな顔してる。

「はい、おしまいです。」

何も言わずに椅子からピョンと降りてジェシーと俺の間へ。

高「大我凄いじゃん！」

ジ「凄い！」

褒めてあげたらガン無視された。

なんだよ。と思って顔をよく見ると、

大「っ、、、」

凄い泣きを我慢してた。拳握りしめてる。

うん、ありがとね。

頭をポンポンと叩くと思いっきり足を踏みつけてきやがって、もっと太いやつで刺してもらえば良かったのに！と心の中で毒づく。

可愛くないやつめ。

樹「じゃあ次俺ー！」