小さくなってもうるさい！３ (ページ22)

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高地

高「はぁ！？誘拐！？」

「すみません！ひとりで遊んでたんですけど遠くに行っちゃって、そのときに、、、。」

現場で大我が走って来て突然泣いたらしい。話を聞いたら知らない人がスタッフのふりをして話しかけてきたとか。

高「大我は無事だからそんなに謝ることないですけど、今度は絶対に目を離さないでください。」

「はい。本当に申し訳ありません！」

マネージャーと話しているとジェシーに抱っこされた大我がやってくる。

大「俺賢くない？さすがの切り抜け方だよね！」

ジ「わかったよ！何回も聞いた。」

大「じゃあこーち聞いて！出てない女優さんの名前出して偽者って見抜いたんだよ。薬貰うって言って逃げてきたんだ！」

高「本当に無事で良かった。流石だよ大我。その男、どんな感じの人か覚えてる？」

大我が言うにはTシャツとデニムで薄い顔の若者らしい。特徴がない顔。という辛辣な評価を与えていた。

ジ「警察に言うの？相手は大我だってわかってるんだよね。」

「危害を加えられた訳ではないので言っても動いてもらえないかと。事務所としても警戒するしかないと判断してます。」

高「俺の仕事。全部大我の撮影に合わせて調整できる？」

「俺が言うのもなんですけどいいんですか？今の時期に。」

高「いいよ。大我のほうが大事だから。」

俺の仕事が減るよりもメンバーがひとり減る方が嫌に決まってるだろ。