小さくなってもうるさい！３ (ページ15)

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慎太郎

チラシの効果で無事に飼い主が見つかった。見つかっちゃった、、、。

俺の膝の上で眠る犬を撫でる。

北「明日の朝、迎えに来るんでしょ？」

慎「そうらしいよ。グスッやだなぁ、、、。」

涙が顔に当たってぼんやりと犬が目を開ける。泣いてる俺に気づいて頬を舐めてきた。

慎「ふふっ、くすぐったいよぉ。大丈夫だよ。元気だよ。」

北「一緒に寝たら？最後くらい。」

慎「いいかな？こーちに聞いてくる！」

こーちに聞いたら許可してくれて、犬を抱きしめてベッドに潜って眠った。

次の日。

高「慎太郎！お迎えきたよ！」

慎「、、、はーい！お前ともお別れかぁ。元気でね。」

クゥーン

慎「俺も悲しいよ。でも、きっといい人だよ。だから元気になって。ね？」

、、、ワン！

玄関で高地とジェシーと会話をしていたのは知らない人ではなく、、、

慎「ママ、、、？」

「お願いされたの。家で引き取ってくれないかって。」

慎「ジェシー、こーち！ありがとう！ママもありがとう！
俺の家族だよ！また会えるよ！」

ワン！

高「名前、つけてあげな。」

慎「うーん、チビ！似てるから。」

ジ「良いじゃん！」

チビがママに抱っこされて車に乗せられる。

慎「またすぐ会おうね！チビ」

ワンワン！

慎「だからくすぐったいよぉ。またね。」

発進した車が見えなくなるまでチビは尻尾を、俺は手を振り続けた。