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その次の週、再びジェシーに会った。
新入生歓迎球技大会
ホワイトボードに大きく書かれた文字にジェシーと北斗が首を傾げる。
大「新入生を歓迎する球技大会だよ。」
北「そのままですね、、、。」
高「芸能コースでは無いんだけど、普通コースでは毎年この時期にあるんだよ。
大我とジェシーは企画したのに参加できないことになっちゃうけど。」
ジ「えぇー!すごい楽しそうだったのに!」
大げさにジェシーがうなだれる。
大「ジェシー頭を使うんだよ。」
ジ「えっ?なんですか、それ?」
高「コラ!入れ知恵するな。去年はバスケが男女共通で、他に女子はドッヂ、男子はサッカーだったんだけど、今年はどうしたい?」
できればサッカーは残しておきたい。得意だから。
大「このままでいい気がするんだけど、その方がやりやすいし。」
北「俺もこれでいいと思います。」
ジ「賛成でーす!」
よし、サッカー残った。
高「じゃあこのままで。あとは審判とかルールについて去年の反省から調整していこうか。」
そしてダラダラと話し合いを進めているといつの間にか17時になっていた。
ジ「あっ!撮影だった!」
大「えっ!?何時から?」
ジ「18時からです!ヤバい、行ってきます!」
机やロッカーにぶつかりながら慌ててジェシーが部屋を出ていく。
北「京本先輩は大丈夫ですか?」
大「、、、はぁ!いってきます!」
大我ってこういうところある。なんて思いながら北斗と苦笑いを浮かべた。
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作者名:久遠さん | 作成日時:2020年5月24日 3時