With you like sunshine . (ページ45)

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チャンスを逃して次にあったのは夏休みの終わり頃。

何を言う訳でもなくふたりで企画部に留まって、先に口を開いたのは高地だった。

高「、、、捨てられた。」

大「どういうこと？」

その表現が悪い別れを意味していることくらい知っていて、いつも無理にでも笑う高地が笑おうとしないことが辛かった。

高「３日前に振られた。付き合ってからおかしかったんだ。色々急かされてる気がしてた。」

付き合ったのは１か月とちょっと前のはず。

高「優しい先輩だし俺も好きだったから、受け入れれば問題ないかなって。」

大「どんなことされたの？急かすって何を？」

俺はデリカシーの欠片もなくズカズカと質問をしていた。

黙って見せられたのはふたりのやり取りで、少しずつエスカレートする接触の注文に戸惑った。

高「先輩なりの愛情表現だと思ってたんだけどな。ヤッてもヤラなくても振られるなら、、グスッ。」

その内容の次の日に高地は別れを告げられていた。

大「怖かったね、、、。頑張ったよ。」

高「うぅ、、、たいがぁ、怖かったよ、、。」

自分が悪いと責めて、どこか懐っこさがなくなってしまった。

誰かを無条件に信じるのが怖くなってしまったんだと思う。

望まれたときだけの恋愛をするのは、それでもどこかでまともな愛情を信じているからじゃないかな。