With you like sunshine . (ページ44)

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惚気けたりはなかったけど、相談もなかったからてっきり上手くいっていると思っていたある日。

今の会長に声をかけられた。

「あのさ、優吾に彼女出来たって本当？」

大「本当ですよ。先輩と同じ学年の。」

今は犬猿の仲みたいになってるけど、本当は高地のことが可愛くて仕方ない人。

それはこの時からもそうで、高地の異変に気づいたのは会長の方が早かった。

「本当なんだ。優吾、元気ない気がしてさ。彼女のせいかなって思ったんだけど何か聞いてない？」

大「特に聞いてないです。仲良くやってると思いますよ？高地のことだし。」

「だと良いんだけど、相手があんまり印象よくないんだよな。」

大「なんですかそれ？なんで高地に教えなかったんですか？」

「好きだって知らなかったんだよ。何か悪い噂があるわけじゃないから俺に合わないだけかも。まぁいいや、何かあったら教えて。」

今度会ったら聞いてみようと少し軽く考えていた。

今思えばこの時にちゃんと話を聞いておくべきだったと思う。

高地のことは思い立ったら即行動。

それはこのときの教訓なんだ。