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大我
俺と高地が出会ったのはもちろん企画部。
当時とは違って天真爛漫な感じだった。
大「高地くん、よろしくね。」
高「大我よろしく!」
太陽みたいにキラキラした笑顔を浮かべてて、これは人気にもなるなって思ったのを覚えてる。
俺が俳優だから仲良くしたいという下心ではなく真っ直ぐに心を開いて接してくれた高地。
それが嬉しくて俺もありのままで接して、初めて純粋な友達ができたと思った。
そんな高地が俺に打ち明けてくれた秘密。
それが恋の秘密だった。
高「実は中学の先輩を追いかけてここ来てさ、今いい感じなの!大我どうしよう!?」
大「高地一途だね。いい感じなら向こうも待ってるんじゃない?」
高「本当に!?大我しか相談できないよこんなの!他の奴ら絶対からかうもん。」
どう伝えたらいいかとか、どこがいいかとか、一生懸命考える高地に俺もいろいろ案を出した。
満を持した告白は見事成功して、報告してきたときは喜びのあまりに抱き合ったのを覚えている。
でも、これを超える幸せはその先に待っていなかった。
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作者名:久遠さん | 作成日時:2020年5月24日 3時