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高地のことは思い立ったら即行動。
ジェシーが帰った後高地に電話をした。
大「今からうち来ない？」
高「大我の家知らないし、今２０時だぞ。」
大「来ないなら北斗から住所聞いて俺が行く。」
電話越しに大きな溜め息が聞こえる。
投げ捨てるようにわかった。と言われてとりあえず住所を教えた。
高「いきなり泊まりなんてありえねぇ。呼び出して何なの？」
大「俺たちの恋のキューピッドに話が聞きたくて。北斗になんて言ったのか気になる。」
電話でもいいじゃん。と小言をしっかり聞き取った。
直接じゃないとはぐらかされて終わる。それに高地の嘘は声じゃわからない。
高「気持ち悪がられちゃうって言うからそんな奴じゃないって言っただけ。大したことじゃないよ。」
大「それで北斗が素直になる？モテモテの高地先輩はそれしか言わなかったの？」
高「ちょっと言葉はキツかった。あんまり言いたくない。」
高地が俺から離れる。
こういう時はだいたいあの時のことに関わってる。
大「そんな奴を好きになる方が悪いとか？」
高「知ってるなら聞くなよ。」
大「知らないよ。前言ってたなって思っただけ。」
高「そんな事もあったね、久しぶりに思い出した。」
こんなわかりやすい嘘なかなか無い。
何があったか、そろそろ気になるよね。
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作者名：久遠さん
| 作成日時：2020年5月24日 3時
