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高「どこ行くの？」
「いいから来て。」
深刻そうな顔してるし、とんでもないことが起きてるんじゃないかと不安になる。
結局たどり着いたのは屋上で、さっき面倒くさいとか言ったのに来ちゃったよ。なんて思う。
高「何も、、、無くない？」
「ごめん、騙した。ふたりになりたくて。」
あぁ、そういうこと。
高「いいよ。で、どうしたの？」
「あのさ、私ずっと高地のこと好きだったんだよね。良かったら付き合って貰えませんか？
お願いします。」
いつも通り手を掴もうとすると、胸に何かが引っかかる。
浮かんできたのは昨日の北斗と、ジェシー？
「、、、高地？」
高「いや、あの、、、ごめん。」
今はこっちに集中しよう。
「高地は断らないって聞いてたから期待してたんだけどな。やっと出番回ってきたと思ったのに、、、。」
高「ごめん。嫌いとかじゃないから、安心して。良い奴だって知ってるから。」
「振るならはっきり振ってよ！未練残っちゃうじゃん。ほら言って？」
高「うん。ごめんなさい、付き合えません。」
「わかった。ありがとう。私ちょっとここで心落ち着かせてから戻るわ。」
ひとりにして大丈夫だろうか。
「何その顔。そんな弱くないから。」
高「わかった。じゃあね。」
屋上のドアを開ける。
ジ「先輩、、、。」
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作者名：久遠さん
| 作成日時：2020年5月24日 3時
