今日:56 hit、昨日:1 hit、合計:215,921 hit
小｜中｜大
32 ページ32
ふたりで大我を探す。
連絡しろって話なんだけど、今は自力で探したいらしい。
高「どっかに引きこもってたりして。」
北「それは大変です！京本先輩の文化祭が台無しになっちゃいます。」
大我のことが大好きな北斗も無事に帰ってきている。
高「じゃあ早く見つけてやらないと。結構傷ついてたからなぁ。」
北「申し訳ない気持ちで一杯です。」
向こうから現れたりしないかな。なんて思っていると
「あれ？北斗じゃない？」
強面な感じの生徒が北斗に話しかけてきた。
北「違います。」
あっ、この人知ってる。ちょい役で見たことある。
「んー？やっぱり北斗だよ。昔よくドラマ一緒になったじゃん。忘れた？」
北「だから、違いますって。」
全然感動の再会ではなさそう。
男が北斗のマスクを下げる。
「絶対そう！しばらく見ないからやめたと思ってた！演技下手でよく泣いてたもんな。」
性格悪っ！なんだこいつ。
北「北斗なんて知らないので、やめてもらっていいですか？」
「どこ行くの？もしかして泣いちゃうから逃げてる？」
見てられないな。
高「ちょっと、いいかg、、、」
大「嫌がってるんだから離せよ。それに、お前と違って良い演技をする役者だよ。」
子役の北斗を思い出したんだ、あいつ。
大我を睨んで何も言わずに男が去っていく。
俺はひとりで回ったほうが良さそうだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 505人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：久遠さん
| 作成日時：2020年5月24日 3時
