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外で話せるはずもなく、企画部に戻ってくる。
ずっと北斗は泣いていて、だいぶ溜め込んだな。と心の中でつぶやく。
高「聞いてやるから。話せる？」
北「はい、話せます。」
涙を引っ込ませて、声を絞り出す。
北「本当に憧れてたんです。でも、それがただの憧れじゃないって気づいて、不純な奴だなって。
そんな気持ちで近くに居られないなって、、、。」
真面目というかなんというか、、、。
高「不純じゃないよ、全く。
不純っていうのはさ、そんなに相手のこと思ったりしてくれないよ。それって大我の気持ちを考えてのことでしょ？」
北「きっと京本先輩は嫌な気分になります、、、。俺がそんな気持ちでそばにいるって知ったら。」
高「それはそんな奴を好きになった北斗が悪い。」
北「えっ、、、？」
愛だの恋だの言える立場じゃないけど、話してくれた真っ直ぐな気持ちに答えてやりたい。
高「見る目が無い北斗が悪い。そんな奴じゃないって思うから俺に相談してるんじゃないの？
伝えて、受け入れてほしいんじゃないの？」
自分で言って刺さってきちゃってるけど。
北「、、、そうです。俺、そばにいさせてほしいです。付き合ったりできなくても、知った上でそばに置いてほしい。伝えたいです！」
こういう力強くて眩しいくらい輝きのある瞳って恋特有なものな気がする。
羨ましい。なんて思ったり、、、。
高「よし、会いに行こう。もう拒む理由ないでしょ？」
北「はい！」
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作者名：久遠さん
| 作成日時：2020年5月24日 3時
