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北斗
企画部に来て一昨日のことを思い出す。
北「なんか違かったんだよなぁ。」
高地先輩が近づいてきて驚いたけど、どこか冷静な自分もいた。
ひとりで悶々としていると
大「ほーくと。」
北「京本先輩！？ダメじゃないですか、もし見つかったら大騒ぎになりますよ。」
後ろに京本先輩が立っていた。
大「だって北斗が逃げるから。」
返す言葉がない、、、。
大「その、ごめん、、、。やりすぎた。」
北「だ、大丈夫です。俺も無視してすみません。」
すると、良かったぁ〜。と言って隣に先輩が腰掛ける。
大「確かめないとやっぱり不安になってさ。北斗が俺のこと嫌いになったんじゃないかって。」
北「そんなことあるわけないじゃないですか！ずっと憧れてきたんですよ？」
大「ふふっ、やっぱり北斗は可愛いね。」
頭をふわっと撫でられる。
ジワジワと鼓動が速くなってうるさい。
この感覚、、、。
北「や、やめてください！」
京本先輩が動きを止めて悲しそうに腕を引っ込める。
どうしよう、俺。
なんか、気づいてしまった気がする、、、。
北「えっと、俺、、、その、、。」
大「やっぱり嫌われた？」
北「違います、好きですから、、先輩。」
試しに言った自分の言葉が胸を締め付ける。
大「そっか、安心した。俺も好きだよ。」
俺の好きは先輩とは違う。
もう同じじゃないんだ。
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作者名：久遠さん
| 作成日時：2020年5月24日 3時
