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ジェシーが来てからなぜか人が全く来ないしとても気まずい。
黙って作業をしていると、ジェシーの冷たい声が聞こえた。
ジ「俺とはふざけてくれないんですね。」
言葉を飲み込まぬうちに顔が近づいてくる。
高「えっ、、なに？近いって、、、」
耳に息を吹きかけられたはずみに後ろへ倒れ、
覆い被さるジェシーの体に縮こまっていると手が絡みついてきた。
ジ「本当にふざけただけですか？」
高「そう、だよ、、、。」
ジ「こうやって押し倒したんじゃないの？」
高「なんで男を押し倒すんだよ。だいたいお前が！あっ、、、。」
余計なことを言いそうになって口を閉じる。
ジ「俺がなんですか？言ってください。」
逃げ出そうとすると体重をかけられる。
高「誰か来たらどうするんだよ。」
ジ「鍵閉めておいたので。」
人が来ないのはこいつのせいか。
高「、、、お前が、変なことしたからだろうが。」
多分俺は今とんでもなくヘタレな顔をしている。
ジ「変なことって？」
高「顔近づけてきたり、キ、キス！したり。今だって。気持ちが知りたかったんだよ、、、。」
ジ「キスしたんですか？北斗と。」
握る手に力が込められる。
高「してない！バカ！」
ジ「気持ちはわかりました？」
高「わかんねぇよ、、、。」
ジ「ふっ。まだいいですよ。」
ニコッと笑ってジェシーが立ち上がる。
ジ「仕事なので、俺帰ります！」
部屋を出ていくジェシーの背中を呆然と見つめる。
高「、、、全部急すぎんだよ。」
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作者名：久遠さん
| 作成日時：2020年5月24日 3時
