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ジ「今から優吾は俺の彼女です。」
高「優吾って、、、。」
ジ「何？優子とかの方がいいですか？」
高「優吾でいいよ、、、。手をどけろ。あと、顔近い。」
さっきからマジトーンで囁いてくるから、変に意識して困る。
ジ「好きな人の顔は近くで見たいタイプ。」
知らない！俺の羞恥心が大爆発する前にそのイカした顔を遠ざけてくれ！
高「好きじゃないんだから、近づけんなよ。」
見上げるようにジェシーの目を睨むとしばらく見つめ合う。
ジ「、、、釣れない。」
プイッと俺から離れてベッドの縁に腰掛ける。
それはそれで焦ってしまう自分が情けない。
高「ごめん、、、。怒った？」
ジ「優吾全然釣れない！もうちょっとときめいてよ！」
さっきの色気はどこに行った。
高「いや、そんなこと言われても。俺は女じゃないし。」
妙な甘い空気に動揺しただけ。ときめいたわけじゃない。
ジ「じゃあ帰る。」
えっ、また急。
そそくさと荷物をまとめて立ち上がるジェシーを止める。
高「いきなりどうしたんだよ！」
ジ「そんな止め方じゃ俺は帰ります。」
言っている意味を理解して、恐る恐る手を壁に突く。
高「か、、帰るな、、、。」
カシャッ
ジ「いいの頂きました。でも、俺はこういう引き止め方も好きです。」
高「んっ、、！」
柔らかい感触が唇に走る。
ジ「良い写真撮れたので、やっぱり俺は帰りますね！」
ジェシーが部屋を出る。
俺、今何された、、、。
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作者名：久遠さん
| 作成日時：2020年5月24日 3時
