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あれから１ヶ月、夏休み明けに行われる文化祭の打ち合わせのために企画部が集まった。
高「今日はいるんですね、会長。」
「その目はなんだ優吾。文化祭は参加しなきゃ損でしょうよ。」
もうひとりの先輩がまぁまぁ。となだめる。
北「文化祭ってまだ先ですよね？早くないですか？」
大「早くなーい！」
いきなり立ち上がった大我に視線が集中する。
大「１日目の芸能と２日目の普通に分かれてるの。それぞれから応援で実行委員は居ても、結局この６人しか核はいないの！片付け大変なことになっちゃうよ！」
そういえば去年、準備不足でパニックになった大我は半泣きだった気がする。
ジ「普通コースの生徒会も芸能の方に来るんですか？」
高「一応ね。当日仕事で来れなくなったりする委員や生徒会がいたら人手不足に拍車かかるから。もちろん、２日目はジェシーたちは不参加だよ。一般公開日も兼ねてるしね。」
実は２日目のほうが地獄だったことを大我は知らない。
「とりあえずは企画部の出し物も決めないとだね。」
ジ「なんですか？それ。」
高「時間もないし大体は活動報告かな。模造紙にまとめて生徒会室の前に貼っとく。」
「でも、それつまんなくないか？今年は変えようと思うんだけど。」
「なにか披露するとか、企画部で店を出すとか出来ないよ？どうするの？」
３年の片方はまともで良かったとつくづく思う。
北「活動報告じゃなくて、企画部の紹介新聞みたいにするのはどうですか？」
会長はまだ訝しげな表情。
お前が案だせよ。なんて毒づいていると、隣のジェシーがなにか閃いた顔をする。
ジ「ブロマイド！」
高「はぁ？」
ジ「ブロマイド出しましょうよ！いっそのこと生徒会で！お金も入っていいじゃないですか！」
何言い出してくれているんだこいつは。
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作者名：久遠さん
| 作成日時：2020年5月24日 3時
