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新入生歓迎球技大会当日。
俺は見事に大活躍を果たしていた。
「高地先輩、サッカーすごい上手い！」
「高地いいぞー！」
こういう時ぐらいしか声援なんて浴びる機会ないし、全身で受け止めておこう。
そんなことをしていると、草の影から風呂敷を頭から被った人たちに睨まれる。
高「ひっ！！！」
北「あっ、高地先輩！お疲れ様です。」
向こうから駆け寄ってきた北斗に隠れる。
高「北斗！無理無理！俺、多分殺される！」
北「何がですか？」
高「んー！あれあれ！」
目線で場所を北斗に伝えると、北斗は笑ってそっちに向かっていった。
高「変な人には近づかないほうがいいって！」
北「京本先輩、それ暑くないですか？」
は？大我？
じゃあ隣にいるのは、、、
ジ「高地先輩！！」
やはりお前か！
手招きされて草むらまで向かう。
高「何してんだよ。お前ら来たらまずいだろ！」
「「だって〜ね〜？」」
なんだこのふたり、気持ち悪いぞ。
大「企画損じゃん。」
ジ「高地先輩見たいじゃないですか。」
同時に喋った時って一致するもんじゃないの？
北斗が悲しそうな顔をしてる。
高「大我もな！北斗見に来たんだよね！」
北斗に腕を回して、大我の肩を叩く。
大「うん！そ、そうそう！球技してる北斗どうなのかなぁって！」
北「本当ですか！？俺、もっと頑張ります！」
北斗の目が生気を取り戻した。
焦らせんなよ、本当に。
キャッキャっと盛り上がりだしたふたりを見ているとジェシーに腕を引かれた。
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作者名：久遠さん
| 作成日時：2020年5月24日 3時
