リライト 2 (ページ13)

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危ない危ない。嫉妬しそうだった。

独占欲丸出しにするのは良くないって樹に怒られたことがある。

「お前はLoveが強すぎなんだよ。」

「だってぇ、、」

「好きなのはわかっけどさ、もうお前が求めなくてもいい人は集まってくるだろ。な？」

「うん。気をつけます。」

「まぁ昔のしこりってそう簡単に消えないよな。」

昔寂しかったのが爆発してるって樹は言っていた。元からの部分もあるけど、必死に認め合える人を探してるって。

でも

「落ち着きがあって男らしさが滲んでた。モデルやってる時は色気も醸し出してて凄いなって！」

俺そんなにユウさんに褒められたことないです。

「そ、そうだよね。」

「うん。目黒さんちゃんとモデルになったら絶対凄いことになるよ。店頭から雑誌が消えるとかサーバーがダウンするとか伝説作れるって！ほら、Snow Manの恵比寿くんみたいに。」

「俺もそー思う、、。」

こんなテンション高いユウさんレアなんだけど。

「俳優さんとかも出来ちゃいそう。声も低くて良かったよね。歌とか歌えちゃうのかな。」

「どーだろ。」

無理です、無理！

耳かきのせいかな？どんどん聞こえやすくなっちゃって！

抑えるのなんて無理！

助けて、樹！

嫉妬で狂いそう！

「あの、、」

「でもさ、その目黒さんを捕まえたジェシーさんも凄いよね！」

「え？」

「だってどのスカウトも断ってたんでしょ？ジェシーさんだから結局モデルもやり始めたって言ってたよ？あの日さ、顔出してくれたじゃん？」

「うん。」

「仕事してるジェシーさんってうちと全然違うなって。その話を目黒さんにしたら打ち合わせとかもっとかっこいいですよ！って。それで2人でジェシーさんはかっこいいって話をしててね？ふと横顔を見たときにかっこよすぎてビックリしちゃうとか＿＿＿＿＿＿

あれ？ジェシーさん？」

恥ずかしい、、。

嫉妬なんて吹き飛ぶくらい長尺で褒められた。

茹でられちゃったってくらい体熱いし、俺絶対耳真っ赤。

「無理、、、」

「ん？」

「そんなに褒められたら恥ずかしくて死んじゃうよ！」

仰向けになって訴えるとユウさんは目をパチパチさせてからハッと口を塞いだ。

「ごめんなさい、つい。言わないようにしてたんだけど、、。」

「いいよ、、反対の耳お願いします。」

「う、うん。」

その後は気まずくて仕方なかった。