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京「俺は樹の事ならなんでもする。命を懸けて情報も集める。でも、今の松村の話は言いがかりだし、仮にそうだとしても俺は何罪になるの？

ジェシーのことは証拠がないから俺が警察に突き出せないのは普通でしょ？」

松「じゃあ城岡さんのはどうだ？ジェシーさんはお前に脅されてやった。と言っていた。脅されている場面を高地が聞いてる。」

目を細めて首をかしげる京本は誰？と全く動じずにいた。

何もないんだ。京本への証拠が。このまま逃げられて終わる。どうしたら良い。

高「、、、樹は京本くんの活躍を喜んでたのに。」

京「、、、はぁ？」

拳を握って悔しそうな顔をする高地を京本が血相を変えて睨み付ける。

早歩きでこっちに来て高地の胸ぐらを掴み上げた。

京「お前がいるから、、、」

高「っ、、、わかってる。」

京「黙れ！！

お前がいたから樹の母親は死んだ。お前の母親も！ジェシーだって犯罪者になることはなかった。俺と樹は一緒にいられた！お前が現れて樹を誑かすから！！

喜んでた？なんでお前があの人の横で同じ高さから見下ろしてる！！

どいつもこいつも知ったかのように口を利きやがって！」

ギシギシと歯が擦れて、京本の瞳には水の膜が張っている。ヒクヒクと痙攣する頬は京本の情緒が暴走寸前である事を示していた。