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松村

高地が消えてから、俺はあいつの実家のアパートを訪ねていた。

郵便受けには大量のチラシ。様子がおかしいのは明白だった。

松「すみません。高地さんって帰ってきてますか？」

大家に声をかけると、嫌そうな顔をして帰ってない。と答えた。

「あんたあの人の知り合いかい？家賃滞納してるんだ。いい加減立ち退きだって言ってくれよ。」

松「すみません、俺は居場所知らないので。」

一礼してアパートを立ち去る。

高地の母親はホステスだった気がする。店の名前は確か、、、era？

高地がこの単語を知ってる理由が親の職場の名前だからとかなんとかだった。

俺は検索して該当する何ヵ所かの店に踏み入れたが、高地の母親を見つけることが出来なかった。

ただ

京「俺に調べろって言うの？」

松「金持ちの情報網。」

働いていた店を特定することは出来た。

そこに田中の父親が通っていたことも話を聞いていたら教えてくれた。

松「詳しく調べてほしい。母親まで消えてるんじゃ何か巻き込まれてるのかもしれない。」

京「樹も？」

松「あぁ。何が起きてるかを知るには京本の力を借りたい。頼む。」

京「、、、わかった。樹の為に調べる。」

松「ありがとう。」