バブルリング〔紫〕 (ページ47)

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ガヤガヤとした沢山の人の話し声

流行りの曲から懐メロまで流れる店内BGM

目に優しい温かなオレンジライト

アルコールを摂取していなくてもその空気感だけで十分酔えそうだった。

「楽しんでる･･･？」

隣に座る小瀧先生が気を使って声を掛けてくれる。

『はい！人生初の飲み会なんですけど、とっても楽しいです･･･！』

「それなら良かったわあ、」

ふにゃりと笑う小瀧先生のグラスの中身はビールからいつの間にかオレンジジュースに変わっていた。

『あれ、もうお酒飲まれないんですか？』

「俺実はお酒弱いねんな～、だから最初の一杯だけ。」

" 他人に迷惑かけたらあかんしな " と言う小瀧先生の頬はお店の照明でよくわからないけど、確かに赤らんでいる気がする。

神「お酒って美味しいんすか？」

小「ん～、、美味しない！カクテルとか飲むくらいなら俺はジュースでいい！でも付き合いってもんもあるやろ？やから飲まざるを得んねん」

" 女の子は無理して飲む必要無いねんで～ " と私に微笑みかけてくれる小瀧先生になんやかんや突っ込む神山先生は見ていて面白い。

そもそも普段からあまり水分を取らない私は、まだ一杯目のウーロン茶を飲んでいた。

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