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兄さんが一通り挨拶を終わらせた後、移動して今僕とグルッペンと兄さんは僕の部屋に居た。部屋は煩くないけど扉の向こうからはお約束の内ゲバの騒がしい音が聞こえてくる。
ni「やっぱりアレが無いと物足りないね」
gr「そう言えるのは偶にしかここに寄らないからだゾ。毎日トントンの怒声を聞く身にもなってみろ。あれは、耳が壊れるゾ…それよりA兄さんと兄さんはどう言う繋がりで？」
『あはは紛らわしいねその呼び方。さっきも言ったけど僕と兄さんは一年前に旅をしている時に出会ったんだよ。そう言えば、兄さん犬達はどこに居るの？』
お土産に貰った遠い異国の紅茶を淹れながら聞いてみると先にクッキーを食べてた兄さんが慌てて飲み込んで答えた。
気に入ってくれて良かった。でもグルッペンは食べすぎじゃない？
ni「犬はひとらんのとこに預けてるよ。でもAとの出会いは驚いたな」
gr「驚いたとは？」
『あの時の僕って一文無しだったからボロボロのコート着て野宿していてね。その時兄さんが“可哀想で見てられん”って言って助けてくれたんだよ。その時に色々教わってね』
ni「そりゃあグルッペンと似ている人があんな格好してたら見てられんやろ。まぁ本当に兄弟やったけど」
gr「そうですか…大変でしたね。では俺は兄さんから貰った情報を確認しないといけないのでここで失礼します」
そう言うとグルッペンは資料とクッキーを片手に一礼すると総統室に向かった。
『兄さん、今までどんな所に行ってきたの？」
ni「色んな所に、夜も明るい国とか最近はズローバに行ってきたよ。まぁあそこは変わった国だったけどね」
『ズローバ？変わったってどんな感じなの？』
するとさっきまで明るかった兄さんの声のトーンが下がった。
ni「一言で言って不気味。なんかずっと微笑んでて目の色も家族なのにバラバラ。それにそこに居た行商人に聞いたけど奇妙な噂があるんだ」
『目の色がバラバラ…それに奇妙って？』
ni「そこのエーグリフとか言う国の権力者がファルケンって言う遠い場所にあった国の人物を探してるんだって」
その言葉で瞳孔が大きく開いた。手先が急に震え出して喉が渇き出し紅茶を飲み干す。
なんで…ファルケンの名前が…エーグリフって語呂を変えたらアイツの名前になる。それにズローバって前マンちゃんが行ってた国でしょ…
ni「大丈夫？具合悪いの？」
『ううん、気にしないで』
そう言った後食べたクッキーは何故か味がしなかった。
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月歩 - くずをさん» はい！zmのパーカーはどうしても兄弟達と関係を持たせたかったので登場させちゃいましたw (2020年1月11日 22時) (
レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
月歩 - たうさん» コメントありがとうございます！今後も進行速度は亀ですが頑張るので応援お願いします！ (2020年1月11日 22時) (レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
くずを - 近づいたら爆破って…クリーパーじゃないですかやだー！ (2020年1月11日 19時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
たう - ん？神ですか？更新待ってます！頑張ってください！ (2020年1月11日 18時) (レス) id: ada02683d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月歩 | 作成日時：2020年1月7日 21時
