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『あ、だからこんなに懐かしいんだ。グルッペンよく再現できたね。』
話題を僕の目の事からずらそうと部屋の事を褒めてもグルッペンは僕の事を心配する様に不安そうな眼差しで見詰めてくるので諦めて口を開いた。
『・・・やっぱりグルッペンには隠し通せないね。実はあの出来事の後オークションで研究者に買われたっぽくてね、研究の一環だって言われるままにしてたらこんな風になっちゃった。』
本当はとっても辛くて痛くて何度も死にかけたけどそんな事素直に言える訳も無く、泣き出したい衝動を抑え込んで笑い話にして伝える。
グルッペンは一歩前に出て僕の肩を掴んで何か言い出そうとしてたけど、直ぐに躊躇って元の位置に戻っていった。
gr「変わられましたね兄さん」
『それを言うならグルッペンもでしょ。身長も声も、話し方は少しだけすっかり昔と違うよ』
gr「俺のはただの成長だ！だが兄さんのそれは成長ではないだろ！」
泣きながら僕の言葉に反論するグルッペンを見て少し困惑する。
どうしよう、泣いちゃった…でも相変わらず優しい所は変わらないね。
落ち着かせる様に頭にポンッと手を置いて撫でてあげるとグルッペンは顔を上げた。その時にはもう涙は止まっていた。
『そう言う所は変わらないね。大丈夫もう過ぎた事なんだから。心配しなくても良いよ。
そうだ、グルッペン。もう僕が作ったゆっぐるは抱かないでも寝れる様になったの？』
gr「な、兄さん！それはずっと昔の事でしょう、俺はもう大人なんですよ！」
良かったいつものグルッペンに戻ってる。
安心するのと同時にゆっぐるの事で恥ずかしくなってるグルッペンが面白くて声に出して笑った。
『ふふふ、そうだね。もう大人だね。ねぇグルッペン僕をここの幹部にしてくれない？」
するとグルッペンは驚くと僅かに目を見開いた。
gr「な、何故幹部なのですか？兄さんが望むのなら総統の席をお譲りしますのに」
『駄目だよ。兄だからって突然総統が変わったら国のみんなが困っちゃうでしょ？それにグルッペンの方が僕の何倍も総統に向いてるもの』
パタパタと手を動かして爆弾発言をするのを如何にか説得したけど、どうやら納得がいかないらしくグルッペンは少しむっとしてた。
その顔も変わらないなぁと思ってるとドアがノックされ
「おーいAさん。部屋の用意が終わったから来てくれます？」
とトントンが僕を呼んできた。
『御免ね、トントンに呼ばれたから行かないと、またね』
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月歩 - くずをさん» はい！zmのパーカーはどうしても兄弟達と関係を持たせたかったので登場させちゃいましたw (2020年1月11日 22時) (
レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
月歩 - たうさん» コメントありがとうございます！今後も進行速度は亀ですが頑張るので応援お願いします！ (2020年1月11日 22時) (レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
くずを - 近づいたら爆破って…クリーパーじゃないですかやだー！ (2020年1月11日 19時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
たう - ん？神ですか？更新待ってます！頑張ってください！ (2020年1月11日 18時) (レス) id: ada02683d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月歩 | 作成日時：2020年1月7日 21時
