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良かった、やっと寝てくれた。
さっき迄は船を漕いでいたが動きが止まったのを見て、持っていた軍費の資料を置き予め自分の部屋から持ってきた布団をトントンにかけてあげる。
『確かに書類を終わらせない鬱先生達も悪いけどトントンもトントンでワーカーホリックにも程があるよ…』
トントンが持っていた書類はグルッペンの何倍もあり、到底徹夜している人間が出来る量じゃ無かった。
『ま、僕の本当の目的はトントンを休ませる事だし頑張ろっと』
正午から始めて全ての書類が終わったのは午後5時。久々に頭を使ってヘトヘトになっているとトントンが目を覚ました。
tn「ふぁ〜って布団？…あっ！A悪い。感っ全に寝とった。書類、大丈夫やったか？」
『問題無いよ。全部終わらせたから。にしてももう少し寝てても良いのに』
tn「そう言う訳にはいかんのがここやからな。本当エミさんやひとらんとかそこら辺はともかくアイツ等にはAの爪の垢を煎じて飲ませたいわ」
そう言って頭を抱えて溜息を吐いたトントンだったけど寝たお陰か、心なしか顔から疲れが取れてる気がした。
『僕の爪の垢なんて美味しく無いよ？それより、ここって結構戦争してるんだね』
資料を見て気づいた異常な量の他国からの賠償金に領土。普通の国だと何年に一度するかどうかの戦争をここはかなりの頻度でしていた。
tn「まぁ新生国やし、グルッペンが売られた戦争は全て買っとるからな。でも戦争自体はみんな楽しんどるから大変や無いけど、戦後処理が、な…」
『ねぇトントン、僕も戦争に参加しても良いかな？』
tn「な、何言っとん⁉戦争は危ないんやぞ？軽く言ったら駄目やって」
と独り立ちしたい息子を止めようとする母親の様にトントンが慌てて訴えてきた。
さっき楽しんどるって言った筈なんだけどなぁ。
『大丈夫、近距離ならゾムと良い勝負してるし、僕一応幹部だよ？弟達ばっか働くのは気が引けるよ』
するとトントンは諦めたのか溜息を吐いてメガネを掛け直すと口を開いた。
tn「そこまで言うんやったらグルッペンに掛け合ってみるわ。駄目やったら諦めや？」
『ありがとトントン！そうだ今日の夕食何が良い？お礼に好きな物作ってあげる！』
tn「なんかAの方が俺よりオカンやん」
いやいや、トントンの方がオカンだよ。
そう思いながらも2人で総統室を後にした。
因みにグルッペンがオスマン達に気付かれていたのは言うまでも無かった。
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月歩 - くずをさん» はい！zmのパーカーはどうしても兄弟達と関係を持たせたかったので登場させちゃいましたw (2020年1月11日 22時) (
レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
月歩 - たうさん» コメントありがとうございます！今後も進行速度は亀ですが頑張るので応援お願いします！ (2020年1月11日 22時) (レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
くずを - 近づいたら爆破って…クリーパーじゃないですかやだー！ (2020年1月11日 19時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
たう - ん？神ですか？更新待ってます！頑張ってください！ (2020年1月11日 18時) (レス) id: ada02683d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月歩 | 作成日時：2020年1月7日 21時
