23 tn said ページ24
俺は夢でも見とるんやろうか…いや夢でも俺やったらこんな光景思いつかんわ。やったら現実という事になるんやけど、酷く現実味が無い…
「トントン、この書類終わったゾ。他にやる物は有るか？」
あの戦争以外の事では失踪癖のある、もはや書類アレルギーと言っても良いぐらいのグルッペンが大人しく書類を終わらせよる…
tn「いや、もう無いわ…お疲れさん」
するとグルッペンがニヤニヤ笑いながら質問をして来た。
「トントン、クイズだゾ。今日の俺は本当に俺でしょうか？」
tn「はぁ？グルッペン何言っとるん」
正気とは思えない質問をされて思わず変な声が出る。
本当に俺でしょうかってグルッペンは1人しか居らんやろ。身代わりを置くにしてもそっくりな人間や無いと無理やし…ん？そっくりって
tn「ま、まさか…ここに居るのはグルッペンや無くてA？」
『正解！漸く分かってくれた。でもグルッペン凄いなぁ、書類の答え全部メモして渡してくれたし』
tn「ちょっと待った！どうしてAがここに居るん」
『あはは、グルッペンがね、そっくりならどれぐらいバレずに生活出来るかってのを試したいって言ったから面白そうで乗っちゃった』
赤いカラコンを外しながら笑うAを見て持っていた書類を落とす。
tn「因みにグルッペンは何処に居るん？」
『多分、僕が行く予定だったオスマン達のお茶会に行ってると思うよ』
tn「アイツ夕食の時粛正やわ。書類は自分で考えたとして何Aを使って遊んどるん」
いつもながら好き勝手するグルッペンに怒りを覚えてAがおるのも構わず愚痴を零す。
するとAは立ち上がり俺の前に寄ってきた。
『まぁまぁ、トントン。今回は僕も悪いからあまりグルッペンを責めないで。代わりにトントンの分の仕事終わらせておくよ。軍費の精算ぐらいなら出来るから。ね？』
「でもAをずっと働かせるのも気が引けるわ」
『それはこっちのセリフだよ。トントン、ひとらんやエーミールから聞いたけど鬱先生やゾム達の尻拭いで何日も寝てないんでしょ？
だから休暇は必要、と言うか代理総統命令だよ』
はぇー本当の大天使がここに居る。
これはAも折れそうに無いし、Aの言う通り最近あまり寝れていなくて疲れているのもあり渋々了承する。
最初はソファに座ってAの様子を見とったけど段々と睡魔が押し寄せて意識が完全にシャットダウンする。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 360人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月歩 - くずをさん» はい！zmのパーカーはどうしても兄弟達と関係を持たせたかったので登場させちゃいましたw (2020年1月11日 22時) (
レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
月歩 - たうさん» コメントありがとうございます！今後も進行速度は亀ですが頑張るので応援お願いします！ (2020年1月11日 22時) (レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
くずを - 近づいたら爆破って…クリーパーじゃないですかやだー！ (2020年1月11日 19時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
たう - ん？神ですか？更新待ってます！頑張ってください！ (2020年1月11日 18時) (レス) id: ada02683d6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月歩 | 作成日時：2020年1月7日 21時
