22 ht said ページ23
『ひとらん、心の方はどうなの？痛かったり辛かったりする？』
Aは目を逸らして地面に生えてるシロツメクサを触りながら言った。
昔オスマンにそんな事を聞かれた時は誤魔化したけど、何故だかAになら言っても良い気がして言う。
ht「・・・正直に言うと痛かったりはしないよ。でも鏡で自分の顔を見る時常々思う、あのクソ野郎共を殺したいって、復讐したいって。でもそんな事出来ないからね。いつも独りで嘆いてる…」
殺したい、復讐したい。昔復讐鬼って言われてた頃と変わらない気持ち。恐れられるから誰にも言えなかった本心。きっとAも怖がるのかな…
すると頭の上にシロツメクサの冠が置かれた。
ht「A、何これ？」
『ふふふ、ひとらんが1人で苦しんでるって言ったから僕からのプレゼント。と言うかおまじない？シロツメクサって花言葉は復讐と言うのが有るんだよ』
復讐、俺にぴったりだね…
『でも他にもいっぱい有って、その中で僕がこれに込めた花言葉は幸福。だから嫌な思い出は綺麗さっぱり忘れよって言う訳じゃ無いけどその思い出が霞む程いい事があったら良いなって。気に入った？』
僕が驚いて無表情になっているのが気に入らなかったからだと勘違いしてるのかオロオロしながら僕の顔を見るAが面白くて笑う。
ht「うん。とっても気に入った。ありがと兄ちゃん」
『あはは…気に入って嬉しいけど今度は兄ちゃんかぁ』
ht「駄目だった？嫌ならAって呼ぶけど」
するとAは慌ててと言っても杖があるからゆっくりだけど、立ち上がり両手をバタバタさせて言った。
『いやいや！駄目じゃ無いよ。好きに呼んで良いからね？それと、僕ひとらんが育ててる野菜を見てみたいんだけど案内してくれる？』
ht「良いよ兄ちゃん。まず何からが良い？根菜？菜葉？色々あるよ」
『う〜ん、今日の夕食の事もあるから今旬の物お願い出来る？』
その後、ひよこを元の場所に戻して野菜畑を案内して収穫し夕食の準備をする事にした。
『いやぁ包丁に触るのいつ振りだろ。ずっとハサミとか針ばっかいじってエーミール作ったり蛾を作ってたからなんか新鮮だね』
ht「兄ちゃん、笑いながらそれ言うとヤバイ奴に聞こえるよ。ってエーミール作るって何？」
そんな感じで2人で笑いながら夕食を作り、終わった頃に走っているグルッペンとゾムを筆頭にみんなが集まって来たので夕食を始めた。
シロツメクサはドライフラワーにして飾っとこ
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月歩 - くずをさん» はい！zmのパーカーはどうしても兄弟達と関係を持たせたかったので登場させちゃいましたw (2020年1月11日 22時) (
レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
月歩 - たうさん» コメントありがとうございます！今後も進行速度は亀ですが頑張るので応援お願いします！ (2020年1月11日 22時) (レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
くずを - 近づいたら爆破って…クリーパーじゃないですかやだー！ (2020年1月11日 19時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
たう - ん？神ですか？更新待ってます！頑張ってください！ (2020年1月11日 18時) (レス) id: ada02683d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月歩 | 作成日時：2020年1月7日 21時
