20 zm said ページ21
zm「嫌や！絶対行きとう無い！」
鍵をかけてドアに椅子も置いて誰も部屋に入れん様にして部屋に篭とったら、グルッペンがダクトから落ちて来ると言う謎現象が起きてアイツが言った。
gr「ゾム、兄さんが怒ってないから医務室においでと言ってたらしいゾ」
怒ってる怒ってないってそう言う問題や無いんやって。俺が増え鬼しよって言ったから、あの場所で追いかけたからAが怪我したんやろ？
zm「俺には合わせる顔が無いんやって！」
Aが刺繍してくれたパーカーのフードを更に深くかぶって動かない。
相手がグルッペンやろうがこのまま篭城したるわ。
gr「チッ、往生際が悪い。こうなったら最終手段だ。オカn…トントン鍵は開けてある、ゾムを医務室まで無理矢理でも運んでくれ」
まるで悪役かの様なセリフを言い放つといつの間にか鍵が開けられたドアからAとは違って不気味な笑顔を浮かべるトントンが現れた。
前言撤回、オカンには勝てん…
大人しく投降してグルッペンと一緒に医務室に向かう。
『はいはい、開いてるから入って良いよ』
そう言うAを見てみるとベッドで寝ておらんで杖を使って歩く練習をしとった。
gr「兄さん、もう歩いて大丈夫なんですか？」
『平気平気、ぺ神も後少しで戻って良いって言ってくれたから。
ゾムも、心配かけたね。この通り元気だし怒ってないから自分を責めなくて良いよ』
そう言うとAは俺に近付こうとしたけどやはりまだ脚が痛むのか『つっ！』と嘆声を漏らして倒れかけた。
gr zm「兄さん！」
慌てて二人で駆け寄り脚を曲げない様にベッドまで運んだ。
何で無茶するん。もっと自分を大事にしいよ…
『あはは、二人共ありがと。ほら！暗い顔してたら気分も暗くなるよ？』
するとAは俺の方からは見える左側の顔を一瞬顰めると左手でそれを抑えようとして堪える。
ほら無理をした。出会った時から気付いとったけど左目本当は痛いんやろ？無理せんでええのに…
zm「なぁ兄さん」
『何？ゾム』
zm「もう自分を責めんからその証拠にぎゅーってしてええか？」
『ヘ？ま、まぁこの間僕も抱きついちゃった借りが有るから別に良いけど、それって証拠って言えるの？』
zm「細かい事はええから。ほいぎゅー！」
俺がAに抱きつくと反対側にもグルッペンが抱きついていた。
『もう、いつからゾムは完全に弟になってるの？グルッペンも甘えてるし…』
そう言って戸惑うAの顔は今までで一番明るかった。
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月歩 - くずをさん» はい！zmのパーカーはどうしても兄弟達と関係を持たせたかったので登場させちゃいましたw (2020年1月11日 22時) (
レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
月歩 - たうさん» コメントありがとうございます！今後も進行速度は亀ですが頑張るので応援お願いします！ (2020年1月11日 22時) (レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
くずを - 近づいたら爆破って…クリーパーじゃないですかやだー！ (2020年1月11日 19時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
たう - ん？神ですか？更新待ってます！頑張ってください！ (2020年1月11日 18時) (レス) id: ada02683d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月歩 | 作成日時：2020年1月7日 21時
