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今日と明後日当番なのにこれじゃあ出来ないよ…
そうやって嘆いているとぺ神が少しピリピリした口調でカルテらしいものを書きながら言った。
sn「A、少しは自分の事を心配したらどう？一番大変な事になってるのAだからね？」
『ありがとう心配してくれて。でもコレよりは痛く無いから大丈夫だよ』
微笑んで自分の左目に手を当てながら言うとぺ神が、顔は見えないが怪訝そうな顔をしたのを感じ取ると彼はカルテを置いて僕と面と向かって話した。
sn「まだそれ痛むん？」
『時々ね。でも影響はそこまで無いよ。強いて言えば子供に泣かれるぐらい』
まるで自分の事の様に心配してくれているぺ神を笑わせてあげようと最後に冗談を付け加えて言ってみる。
だけど流石医者。僕の話に流させる事なく質問してくる。
sn「Aはどうしてそんなに笑って居れるん？目の事やってグルッペン達の前では無理しとるって事やろ？なんで『僕ね昔グルッペンに心配ばっかされてたんだよ』
ぺ神の言葉の先が聞きたくなくて言葉を被せる様にして自分から話し始める。
『少し転けたりほんのちょっとの事でグルッペンとか色んな人を心配させて困らせたからお父様が言ったんだ。
“お前はフューラー家の長男だ。つまり次期国王だ。次期国王がほんの少しの事で民を不安にさせてどうする？”ってだからね。不安にさせたら駄目なんだ』
初めて心の内を他の人に晒した。少し怖くて布団の端を握る。
すると頭の上に手が置かれて撫でられる。
sn「そっか、ごめんねあんな質問して。お兄ちゃんはよく頑張ってるよ。本当偉いね」
『お、お兄ちゃん？』
sn「駄目だった？」
首を傾げて言ってくるので恥ずかしくなって顔を赤くしながら言う。
『いや、初めて頭撫でられたし、お兄ちゃんって言われたから。それに…ぺ神はお父様じゃ無いのに何故かお父さんって感じがして…』
「あははっ、僕がお父さんか…面白い例えだね。面白いから今日一日お父さんって呼んで良いよ」
『え、いやちょっとそれは…』
言った後から段々と恥ずかしさが増してどう答え様かとオロオロしていると医務室のドアが凄い勢いで開いた。
gr「兄さん！木から落ちて怪我をされたと聞きましたが大丈夫ですか⁉」
tn「グルッペン静かに入りいや。A大丈夫か？一応裁縫道具とか持ってきたから暇な時に使ってな」
そうやって話しかけてくれる二人の奥にもみんなが所狭しと居るのが見えた。
『みんな、ありがとう』
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月歩 - くずをさん» はい！zmのパーカーはどうしても兄弟達と関係を持たせたかったので登場させちゃいましたw (2020年1月11日 22時) (
レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
月歩 - たうさん» コメントありがとうございます！今後も進行速度は亀ですが頑張るので応援お願いします！ (2020年1月11日 22時) (レス) id: 55b2340671 (このIDを非表示/違反報告)
くずを - 近づいたら爆破って…クリーパーじゃないですかやだー！ (2020年1月11日 19時) (レス) id: f3d3ee67c0 (このIDを非表示/違反報告)
たう - ん？神ですか？更新待ってます！頑張ってください！ (2020年1月11日 18時) (レス) id: ada02683d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月歩 | 作成日時：2020年1月7日 21時
