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#54 YGside ページ4
YGside
Aがいなくなってから約半年が経った
メンバーは明るくいつも通り過ごしてる
でも、ふと見せる表情は悲しそうで
俺だけじゃなくて、メンバーにとってもAの存在はいつの間にか計り知れないくらい大きくなってた事に気づいた
あいつがいなくなっても俺らの仕事量は変わる訳ではなく
いつも通りに作曲、練習に追われる毎日
それでも俺の頭からAが離れることはなくて
HS「ユンギヒョン、そこはもっと左です」
YG「あぁ、ごめん」
ダンスの立ち位置をよく間違えたり
YG「......あー」
曲が思いつかなかったり
JK「シュガヒョン、大丈夫ですか？」
YG「ん...大丈夫だ、悪い」
マンネにまで心配される始末
大丈夫なわけがない
NM「シュガヒョン......Aさんの事は、忘れた方が...」
YG「......忘れられると思うか？」
NM「っ......すいません」
俯きながら言ったナムジュンを見て
罪悪感が込み上げてきた
なにやってんだ、俺
YG「ごめん、ちょっと頭冷やしてくるわ」
あれからの俺は
抜け殻のよう
中身がない
生きてる心地がしない
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作者名：そん | 作成日時：2020年5月9日 21時
