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「テヒョンと付き合うの？」
ユンギの口から出てきた言葉は当たり前だけどわたしが望んだものじゃなく。
なんでわたしの気持ちが分からないのよ、ってそんなこと求めてもしょうがないのに、怒りをぶつけたくなって。
だからはっきりと口にする。
「付き合わない。テテとはそんなんじゃないから」
「じゃあ別に俺達、終わりにしなくてよくない？」
「…はっきり言わないと分からない？」
「は？」
わたしのいつもと違う態度に睨み付けるように見てくるユンギの視線に、息が止まりそうになる。
そんな鋭い視線を向けられるようになるなんて。ごめんなさいって謝って今すぐにでもユンギに縋りつきたくなる。
でもそれは許されないことで。震えそうになるのを、ギュッと強く手を握ってなんとか抑え込む。
「飽きたの。噂されたら他の男誘いにくし、もう止めにしたいの」
言いきって、ユンギの顔を見れなくて俯く。
「それ本気で言ってんのかよ」
「本気、だよ。察してよ」
「…そうかよ。言われるまで気付かなくて悪かったな。さっさと他の男のところにでも行けよ」
表情なくそう冷たく言い切ったユンギはわたしの顔を見ないで、部屋の外へ出ていく。
あぁこれで本当にユンギとの関係が終わってしまった。
自分からは絶対にユンギの元を離れないと思っていたのに。
ユンギのプライド傷つけるようなこと言って、関係を終わらせようとするようになるなんて。本心とは真逆なことばかりユンギにぶつけて。
今すぐに嘘だった、謝るから許してって叫びたい。
こんなにも好きなのに。わたしにはユンギだけなのに。
気付いたらぼろぼろと目から涙が溢れてて。立っていられなくて、崩れるように床に座り込む。
漏れそうになる声を押し殺して、なんとか泣き止もうとするけど。そうすればするほど、涙は溢れてきて。
ユンギの最後の顔が忘れられない。
あんな顔させるつもりなかったのに。睨み付けられたくなんかなかったのに。
胸が苦しくて、辛くてどうにかなりそうだった。
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藍(プロフ) - ピカチュウさん» ありがとうございます！ (2018年9月25日 21時) (
レス) id: 7c0b28e720 (このIDを非表示/違反報告)
ピカチュウ(プロフ) - ハッピーエンドで良かったです (2018年9月23日 19時) (レス) id: ef8197772f (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - mimiさん» ご指摘ありがとうございます。文章力がなく、読み辛いところがあって申し訳ないです。改善できるよう努力いたします。続編も機会があれば書きたいと思います！ (2018年9月22日 21時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - うらんさん» ありがとうございます！嬉しいです。ヒロインちゃんのがユンギさん大好き過ぎるのでデレさせられるか分からないですが、機会があればぜひ書かせて頂きたいと思います。 (2018年9月22日 21時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
藍(プロフ) - ゆなさん» こちらこそ最後までありがとうございました！ (2018年9月22日 21時) (レス) id: 66eaabbd56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍
| 作成日時：2018年9月11日 18時
